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50代から要注意! 閉経後の女性の“内臓脂肪”が増えるワケ

  • 2015.11.12
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【女性からのご相談】

閉経したようです。幸い、更年期障害のような症状は全くなかったのですが、最近急激に内臓脂肪が増えました。体脂肪率そのものは23%と高いわけでもなく、太ってもないのですが、内臓脂肪の増加が気になります。急に内臓脂肪が増えた理由と対策を教えてください。

●A. 閉経後の内臓脂肪増加には、女性ホルモンが関係しています。

こんにちは。健康管理士のSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

更年期障害がなかったものの、内臓脂肪が急激に増加したことは心配ですね。内臓脂肪型肥満は、男性が20代から多いのに対して、女性は40代までは皮下脂肪型肥満が多く、50代から途端に急増する傾向が見られます。

50代から内臓脂肪が増える原因には、女性ホルモンが深く関わっています。今回は生活習慣病に関する女性ホルモンの働きから見て行きたいと思います。

●エストロゲン(卵胞ホルモン)の働き

エストロゲンというと、生理や妊娠の安定作用があるほかに、“お肌のきめを細かく保つ”といった美容やアンチエイジングのイメージが強いかと思います。しかし、エストロゲンにはまだまだ健康にかかわる働きを持っています。

まず、エストロゲンには血管の弾力性を保ち、動脈硬化を予防する働きがあります。また、HDL(善玉)コレステロールを増やして、LDL(悪玉)コレステロールを減らしたり、内臓脂肪の分解を促す働きや食欲を抑制する効果もあります。さらに、インスリンの感受性を高める作用もあるので血糖値の急上昇を抑制する働きも担っています。

●プロゲステロン(黄体ホルモン)の働き

プロゲステロンの基本的な働きは、体温を上昇させて妊娠の維持や乳腺の形成といった妊娠に関わるものが中心となりますが、その他にも、内臓脂肪の分解や消費を促したり皮下脂肪を増やす働きがあります。

これは、妊娠可能な時期(月経がある期間)に内臓脂肪が過剰に増えると、子宮を圧迫して妊娠したときのリスクが高くなるので、そのリスクを回避するためにエネルギーを内臓脂肪ではなく、皮下脂肪に変える働きがあるためだと考えられています。

●増えやすく減りやすい内臓脂肪

閉経後はエストロゲン、プロゲステロンともに分泌が減少するので、どうしても食欲が増してしまいます。内臓脂肪は食べ過ぎるとすぐ増える半面、運動をすれば減少するのも早いと言う特徴があります。

時間的に可能であれば、体を動かす習い事をしましょう。そこまでの余裕がなければ、1日10分のウォーキングやスロージョギングから始めてみるのもいいでしょう。できるだけ食べることから意識を逸らして、新しい趣味を見つけてみてはいかがでしょうか?

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)