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レンチンでOK!? 簡単でおいしい「おでんの大根」調理テクニック3つ

  • 2015.11.12
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こんにちは、ママライターの木村華子です。

いよいよ本格的な寒さの訪れを感じるようになりました。お鍋の恋しい季節です。夕飯時に、何処かのお宅からふんわり香るおでんの香り……。冬の到来を鼻で感じる風物詩ですね。

練り物の老舗“紀文”が毎年行っている『紀文・鍋白書』の調査によると、おでんは“食卓に並んだ鍋料理ランキング”にて、ほぼ毎年のように1位に輝く大人気の定番メニューです。また、同調査で行われている“好きなおでんの種ものランキング”では、同じく毎年のように『大根』が1位を独占している様子。

ホカホカの大根を一口。ジュワッと口に広がるだしの味……。おかずにも、お酒にもピッタリ。大人も子どもも、「日本人でよかった〜!」と、寒さのほころぶ献立ですね。根菜は体を温めてくれますので、冷え対策にももってこいです。

今回は、いつもの大根をもっとおいしくする、“おでんの大根裏技”をまとめてみました。

●切り方がしみ方を左右する!?

おでんは具がたーくさん! なので、ついつい下ごしらえをサボりがち……というママも多いはず。「本当は面取りしたほうがいいんだろうけど、しなくてもおいしいし……」と考えてはいませんか?

当然ですが、面取りや隠し包丁には“おいしくなる秘密”が込められています。ぜひ面倒くさがらずに、一手間かけてみてください。

●おでん大根の切り方とその理由

●ー(1)皮は厚めにむく

皮の近くは固く、火の通りを邪魔してしまいます。あらかじめ厚めに皮をむくことで、その後の手間を省いているのです。

●ー(2)隠し包丁を入れる

大根に十字の切れ目を入れることを“隠し包丁”と言います。おでんの大根は厚めの輪切り。表面に火が入っても、中心まで煮えるのに時間がかかってしまいます。また、味がしみるまで時間がかかってしまうもの。隠し包丁は、煮込む時間を短縮し、味をしみ込みやすくするための工夫なのです。

●ー(3)面取りをする

大根を厚めの輪切りにしたら、カットした角をそぎ落とす“面取り”をします。これは煮崩れを防止したり、煮汁に触れる面積を大きくすることで早く味をしみ込ませるための工夫。ピーラーを使うと、簡単に見栄え良く面取りできるのでオススメです!

●レンチンから鍋in! 一晩寝かさずにあの味を再現

「いよいよ大根を下茹で! でも、面倒くさい……」というママへ! お鍋を使わず、電子レンジでサクッと下茹でしてしまいましょう。

【電子レンジを使った大根の下茹で】

・材料:カットした大根、耐熱容器、お水、生米

・作り方:

(a)耐熱容器に大根を並べる。大根同士が重ならないように注意!

(b)大根の上に、生米をまんべんなく振りかける

(c)耐熱容器にお水を注ぐ。量は、大根の半分まで

(d)ラップを掛けて、レンジで10分(600w)チン!

(e)竹串がスッと通るくらい柔らかくなったら、軽く水洗いして出来上がり

上の方法で下茹でした大根を、冷ましただし汁にin! アツアツ状態から、だし汁の中でゆっくり冷ましましょう。「冷ますの!?」と思ってしまう方法ですが、煮物は冷めていく最中に味がしみていくもの。次の日のおでんがおいしくなっている原理を利用します。冷めたら他の具材を投入→グラグラと20分ほど煮込み→再度冷ます……と繰り返すうちに、まるで一晩寝かしたようなしみしみ大根が完成します。

●大根を一旦冷凍! 簡単にしみジュワ大根ができる

それでも、「下茹で面倒くさい! でもおいしい大根が食べたい!」と思ってしまうズボラママさんへ……。実は、下茹で無しでもできる、しみジュワ大根の裏技があります。

【下茹で無し! おいしいおでん大根】

・材料:カットした大根、フリーザーバック

・作り方:

(ア)カットした大根を、フリーザーバックに入れて冷凍庫へ

(イ)カチカチに凍った大根をおでんのだしに投入! そのまま調理!

冷凍された大根は組織が破壊され、より味がしみやすくなるとのこと。あらかじめ大根を冷凍庫に入れておく作業が必要ですが、ママの負担をとことん省いた裏技です。

明日はおでんにしよう! と、計画的に冷凍庫へ仕込むのもいいですが、買い過ぎなどで食べきれない大根をカットして冷凍保存しておくのも賢いアイデアですね。

●おでんを囲んで、お部屋も心もポカポカ!

普段は野菜嫌いなお子様も、おでんになると進んで食べてくれるもの。冬の栄養をおいしく取れるので、ママも作りがいがありますね。何より、家族でおでんを食べると部屋も心も暖かくなってきます。

ぜひ明日の夕飯は、家族でポカポカおでんを囲んでみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・紀文・鍋白書データ | 紀文(http://www.kibun.co.jp/knowledge/oden/data/ranking/)

●ライター/木村華子(ママライター)

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