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ママには理解不能!? 男の子が“くだらない遊び”をするワケ&対処法

  • 2015.11.11
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【ママからのご相談】

小学2年生の男の子の母親です。息子が食べ物で遊んでなかなか食事が終わりません。たとえば、アイスクリームにジュースを混ぜたり、ジュースと牛乳を混ぜたりしていじっています。1つ上の娘はそういった行儀の悪いことはしません。同じように教育しているのに、なぜ男の子は女の子と比べて子どもっぽいのか…… いつもため息です。私としては食べ物を遊び道具にしてほしくないので、やめさせたいです。どうすれば言うことを聞いてくれますか?

●A. どんなに“くだらない遊び”でも、まずは褒めてみましょう。

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

「なぜ男の子は女の子と比べて子どもっぽいのか」。確かにそうですね。それは相談者さまのご家庭に限ったことではありません。

筆者が放課後児童クラブで勤務していたときも、おやつの時間に出歩いたり、せんぺいを食べずに粉々にしたりと言うことを聞かないのは男の子が多かったです。

せんべいを粉々にしていた子は、その後きちんと食べていたので叱ることはしませんでした。しかし、食べ物を粗末にしている子には注意をしていました。

●男の子の“くだらない遊び”は発想力の源

なぜ男の子は、大人から見ると「くだらない」と思うような遊びをするのでしょうか?

教育環境設定コンサルタントで『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』の著者である松永暢史さんは、本の中で、

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男の子は同じ年齢の女子よりも遥かに幼稚です。お母さんの目からはくだらなくて余計なことと思えるような「オモロイ」ことをしたくて、いつもウズウズしています。反抗期の時期であってもそれは同じ。

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と記しています。また、このようにも書かれています。

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「なんで、そんなくだらないことをするの?」と思うかもしれませんが、そのオモロイことをしたいという気持ちこそ、発想力の源なのです。

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●「ダメ」という言葉が子どもに与える影響

筆者の個人的なお話になりお恥ずかしい限りですが、私の母親はかなり厳しい人間でした。母親といえば、「ダメ、ダメ」というセリフしか記憶にないほどでした。

「ダメ」と言われて育った筆者は、小学校や中学校で先生から「自分でやってみてください」と言われると、いつも固まってしまいました。自分で創造したり、工夫したりしながら何かを作り出すことが苦手で仕方ありませんでした。筆者がもともと頭が固かったのかもしれませんが、母親の「ダメ、ダメ」という教育がそうさせたのではないかと思うときがあります。

男の子は“くだらない遊び”が大好きですが、あまり「ダメ、ダメ」を繰り返すと、自主性を失わせてしまうかもしれません。

●“くだらない遊び”を褒める材料にしよう!

もちろん、他の人に迷惑がかかることであれば叱るべきです。しかし、お母さんの感情だけで怒っている場合は、わが子のためと思って「ダメ」という言葉を抑えてみてください。

アイスクリームを何かと混ぜたりしていたら、「何かの実験? もしかして将来は科学者!?」などと冗談半分に言ってみてはいかがでしょうか。また、「○○(子どもの名前)は混ぜるのが得意だから、卵といてくれる?」とちゃっかり料理の手伝いをさせるのもいいかも!

お母さんに褒められたというだけで、やる気が倍増すること間違いないでしょう。

【参考文献】

・『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい』松永暢史・著

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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