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asobi基地 × girls Artalk 『秋の音楽会』イベントレポート!

  • 2015.11.10
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11月7日(土)、横浜ユニオン教会でasobi基地とのコラボレーションイベント『秋の音楽会』を開催しました。

とてもありがたいことに大盛況のうちに終わり、そちらのイベントでの様子をレポートします~!

 

会場は横浜ユニオン教会。みなとみらい線 元町・中華街駅をおり、山手エリアにのぼるのですが…
横浜在住の参加者も、「こんなところがあるなんて知らなかった~。」とおっしゃっていた素敵な穴場スポットです!

 

 

皆様にご案内をしておりました通り、演奏はgirls Artalkでコラムニストとして活躍している、
現代音楽家の寒川晶子さん。

 

内容は前半が大人向け、後半は子供向けのプログラムでお届けしました。

この企画を立ち上げた背景には、アート好きの”女子”には様々な年齢や職業の方々がおり、
中には育児に追われて気軽に美術館に足を運んだり、コンサートを楽しめない”女子”のために
何かできることはないかとgirls Artalk編集部考えました。

子どもを連れてこれることを前提に、子どもだけでなく大人も楽しめること。

そして、大人にもフォーカスを当て、楽しめるプログラム作りを心がけました。

企画には、自身も保育士である相原りささんを中心としたasobi基地のメンバーに、
子供の側面について多大なサポートをしていただき、今回のイベントが成功したのだと言えます。

 

左:相原りささん。

子どもたちとコミュニケーションを取りながら工作を手伝うasobi基地のメンバー。

 

寒川さんが考案した前半に予定された大人向けのプログラムでは、ショパンの楽曲が選ばれました。

演奏は夜想曲集より「夜想曲第2番(Op.9-2)」からのはじまり、「夜想曲第17番(62-1)」とつづきます。
皆さん瞑想的である楽曲に耳を傾け、リラックスしていた様子でした。
その後、少しリズム感のあるワルツ集より「ワルツ第6番(Op.64-1)子犬のワルツ」、
「 ワルツ第10番(Op.69-2)」、「ワルツ第5番(Op.42)大円舞曲」とつづきます。

ショパンは日本で最も好まれている音楽家の一人だそうで、
秋という季節にもピッタリの楽曲が多いと感じました!

ショパンが流れる中、子どもたちは後ろの方で思い思いに楽器を工作中。

 

この楽器は後半で使うのです♪

 

保育士や幼稚園の先生中心に構成されたasobi基地のメンバーが、
あたたかい眼差しで子たちの活動を見守ってくれていたので、
参加していただいた親御さんも安心して演奏される楽曲に耳を傾けていました。

 

パパやママが演奏をききながら、時折工作をしているasobiコーナーを振り返り、
子供が何をしているかを見たり、子供が自分の作った楽器をパパやママに見せに来たりと…
主催者側として大人と子どもの間に心地よい距離感ができたのが良かったと思いました。

 

 

寒川さんが一曲一曲、楽曲について丁寧な説明を行い演奏。

講堂内に一音一音が響き渡り、教会の雰囲気ともマッチしていて、
何ともいえない高揚感を皆さん味わっているようでした。

 

楽曲の説明をする寒川さん。

 

後半は子供たちに向けてのプログラム。
まずは、子どもたちが作った楽器について紹介をしてもらいます。

「変なたいこ!」、「マラカス!」、「ロケット!」と、
その発想力に驚かされるほど、様々な回答に溢れていました。

 

こちらは女の子はギターを。こちらの兄妹はマラカスです☆

 

その楽器を鳴らしながら、リズムに合わせて飛び跳ね、「おもちゃのチャチャチャ」の童謡を楽しみます。
飛び跳ねている子どもたちの姿はとってもパワフル!

続いて、大人がトンネルを作り「線路は続くよ~♪」

 

 

ピアノという楽器を身近に感じることができたようで、積極的にピアノを触りに来る子どももいました。

途中、寒川さんも「こんなかんじだよ。」と、子どもに優しくレクチャーしながら弾き続けます。

 

後半プログラムの最後は「秋と言えば!」の一曲で「もみじ」。

赤やオレンジの画用紙を手でちぎって、自作の“落ち葉”吹雪をまき散らしながら「もみじ」を歌います。

 

 

その後も愉快な音楽のリズムに合わせて、子どもたちが率先して後片付けをしてくれます。

 

 

そして、アンコールで披露された楽曲はドビュッシーの「月の光」。

しっとりしたとても大人っぽい曲でしたが、子供たちも大人たちに寄り添って、しっかり聞いていました。

 

小さい頃のこんな経験が素敵な記憶として残り、何かの機会で思い出してくれたら大変嬉しく思います。

最後は、みんなで記念写真!

 

 

今回開催したイベントを通して、子どもたちの自発的な姿に驚かされました。

 

前半プログラムのショパンの演奏中には、自らが進んで楽器の工作に取り組み、
後半のプログラムでは童謡に合わせて、楽器を鳴らしながらリズムを感じて楽しむ。
そして、最後の楽曲には静かに耳を傾けるなど…様々な表情を見せてくれます。

 

子どもの理解、吸収は本当に未知!
企画した私たちだけでなく、親御さんたちもきっと、それがとっても楽しみ!

 

イベントで演奏してくれた寒川さんから…

「asobi基地さんが、音の鳴るものの素材にお米 、 あずき、 ストローをご用意下さり、
それぞれ中に入れる素材が違うだけでこんなに音がちがうんだ!という発見がありました。
お米はコロコロ、あずきはゴロゴロと少し思いかんじ、ストローはサラサラと紙のような軽い音。
そして紅葉はひらひらと落ちるし、どんぐりはころころ転がるし、身の回りには音だらけ!

音で遊んで列車つくって秋らしいイベントになりました。
子どもたちの素直な動きと笑顔に私も元気いっぱいになりました。」

との感想をいただきました。

 

主催者側である私たちにとっても大変学びのあるイベント。

このような親子で楽しめるイベントを企画して、また近いうちに開催したいと思います。

今回は残念ながら参加出来なかった方々も、次回はぜひご参加下さいね〜☆

 

文 / Ksenia写真 / 新井まる

 

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