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【夢占い】吉凶を占う!写真と映像にまつわる夢4つ

  • 2015.11.9
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・・・相当小さいころ、たぶん3才よりもずっと前からよく見ていた夢があります。漠然とした白黒の映像だけで構成された夢で、具体的な物、人、音は一切出てきません。明るい白の映像の時、私はとても安心していて、幸福な気分でいます。でもその時間は長く続かず、徐々にグレーのイメージが向うからやってきて(砂嵐のよう)、私を不安と恐れの中に巻き込み、やがて真っ黒な世界の中に入ってしまいます。私はただ、おびえ、もがき、そこから逃れようとしています。すると、向うから一条の光が差し、徐々に明るい白のイメージに戻っていくのですが、やがてまたグレーのイメージがやってきて、黒の世界へ・・・それが延々と繰り返されるのです。大人になるにつれて、この夢を見る回数は減っていきました。

これは筆者の著作で紹介した当時20代女性の夢の実例です。交互にやってくる光と闇、安心と不安、呼吸のようにくり返すそのイメージは、母親の胎内から外の世界をうかがっている赤ちゃんの姿を思い浮かべます。その時期の生理的な記憶が誕生後も強く残っていたのかもしれません。では写真と映像にまつわるいくつかの夢をご紹介しましょう。

■・心霊写真、怪奇映像の夢

・・・古い屋敷の中を研修なのか、私たち数人のグループで行動しています。みんな女子大生のような知らない子ばかりです。広間に入ると薄気味悪いはく製の動物たちが飾られ、その先の細い廊下に沿って、額に入ったモノクロの写真ばかり並んでいます。でもその写真が何だか変なんです。背後に黒い人影が寄りそっている家族写真、着物を着た子供の横に大きな老婆の顔が映っているもの、ヒゲを蓄えた正装の紳士の周囲にぼんやりとした顔が無数に映っているものなど、どれもこれも心霊写真のようです。辺りを見ると、女の子たちはみんな廊下の隅にうずくまっていました。

これはある20代女性の夢の実例ですが、けっして霊的な夢ではなく、また、不吉なことを暗示する夢ではありません。これは夜と昼の気温の急激な変化を反映し、衣替えの微妙な季節、夏から秋、秋から冬にかけて、季節外れの急な寒冷や大きな寒暖差がある時期に見ることの多い夢です。日ごろからの体調管理が必要なことをあらわし、油断しているとちょっとした健康トラブルの暗示になることがあります。

■・写真を撮る・撮られる夢

・・・同僚と社員旅行をしています。私はいろいろな場所でみんなの思い出の写真を撮る係でした。旅行が終わって、私は撮った写真をパソコンで見ながら、社内で配るアルバム作りの構想を練っていました。ふとパソコンの画面を見ると、なぜか写真の中心にいるのは私の大好きな会社の先輩でした。「もしかして・・・」と、慌てて他の写真を見ると、先輩一人で決めポーズをつけていたり、彼の後ろ姿や横顔だけの写真だったり、私が嫌いな同僚の女の子の肩を親しそうに抱いている彼の姿だったり、全部彼が主役になっていました。「どうしよう・・・」と、恥ずかしさと困惑の中で目が覚めました。

これは20代女性の夢の実例です。彼女は夢の中の男性にずっと片思いをしていたそう。ようやくその男性に告白したところ、彼からのリアクションは芳しくなく、職場で彼と会うたびに気まずさを感じながら悶々と過ごしていた時期に見た夢だそうです。写真を撮る夢は基本的に一方通行になりがちな人間関係を反映します。一方、写真を撮られるイメージは、相手からの一方通行のコミュニケーションをあらわし、もしもその相手が恋人であれば、相性の不一致やコミュニケーションの不調和があることを示しています。

■・映画やドラマのような夢

映画・ドラマ仕立てのリアルな夢を見る場合、また、そのストーリーを第三者の視点で観ているようなイメージなら、現状の疲労感や日々のストレスを反映することがあります。一方、「ストーリー展開がドラマのようで主人公はあなた」、そのような夢を見る場合、現在の生活に活力が不足していること、日々の生活に充実感のない状態をあらわし、ストーリーの中で達成できない行動や結末はあなたの現在の課題の反映になります。

■・映像や音が印象に残る夢

・・・日曜日の夕方、疲れていてソファーでうっかり眠ってしまった時に見た夢です。銀座通りを歩いていると、空襲警報のようなサイレンが鳴り響きました。空を見ると、自衛隊のヘリコプターが飛び回っています。するとビルの間から、現代アート風の巨大なおもちゃというか、巨大ピカソというか、手作り感たっぷりの変てこな宇宙怪獣が通りに出てきました。見た目は生き物的ではないのに、重量感や動物のような動き方はとてもリアルで、アスファルトが歩行のたびにベコンベコンと割れています。ものすごい恐怖を感じました。その時突然、「どすこい!」と言う声がとどろいて、今度は大きな相撲取りがウルトラマンみたいに登場します。その重量感も超リアルでした。シコを踏むと道路が陥没しビルが揺れました。救急車や消防車のサイレンが騒々しく、「早く逃げなきゃ!」と慌てているうちに目を覚ましました。心臓をバクバクさせながらリビングに目をやると、耳の遠い祖母がテレビの大相撲を大音量で観ていました(笑)。

これはある30代の主婦の見た夢の実例です。このように音や映像がダイレクトに印象に残る夢は、疲労や睡眠不足、周囲の生活音に影響されて十分に眠れていない睡眠状態を反映します。もしもこういった夢を続けて見る場合、日ごろの睡眠不順を反映し、心身の不調和を軽減できるよう、生活リズムの改善に努めてください。

■・良い夢を見るために

私たちの耳は寝ている間も外部の変化に本能的に反応できるようになっています。睡眠によって他の感覚が鈍くなっても聴覚は別です。その感覚がなければ目覚まし時計のアラーム音で目を覚ますことはできません。寝ている時の生活音は時に強烈な映像をともなう悪夢を見させることがあります。良い夢を見るために、第一には音と光の低減、次には室温の調整です。昼間の睡眠やうたた寝には要注意。くれぐれも眠りに就くときの環境を大切にしてください。(梶原まさゆめ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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