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京都の素材をふんだんに。和のエッセンスを取り入れた新感覚のパティスリー

  • 2015.11.9
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京都にこの夏、新しく登場した「パティスリー洛甘舎(らっかんしゃ)」。趣向の凝らされたケーキの数々には京都を中心とした和の素材がふんだんに取り入れられており、麗しく、また驚きのあるスイーツが楽しめます。

京都・六角堂のほど近く。スタイリッシュなパティスリーです

京都市営地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約5分。六角形のお堂で知られる六角堂(頂法寺)の近くに「パティスリー 洛甘舎」はあります。白を基調にした明るい店内のショーケースにはキラキラと輝くケーキが、また、中央には手みやげにぴったりな焼き菓子が並んでいます。

こちらのスイーツを生み出しているのは30歳の若きシェフ。大阪のホテルなどでクラシカルなケーキを作っていましたが、新しいスタイルに挑戦したいと洛甘舎にやってきました。コンセプトは「和とのコラボレーション」。日本酒や柚子といった京都産の食材をはじめ、醤油や餅粉といった和の素材をふんだんに使ったケーキが特徴です。

パリ発「オペラ」を和風にアレンジ

パリを代表するチョコレートケーキ「オペラ」といえば、チョコレートやガナッシュが幾重にも層をなし、繊細なハーモニーを醸す有名なケーキです。洛甘舎ではこのオペラを和風にアレンジしました。その名は「撫子(なでしこ)」。

グリオットチェリーチェリーのジャムと宇治抹茶を使ったビスキュイ・ジョコンド(アーモンド粉末を混ぜて作ったクッキー生地)、さらに小豆を混ぜたバタークリームを何重にも層にして重ねています。ジャムの酸味、抹茶のほろ苦さ、小豆のやさしい甘みが複雑に絡み合いつつも、抹茶の風味が全体をうまくまとめています。

伏見の日本酒を使った大人の味のケーキもあります

日本酒の風味を残したままチョコレートガナッシュを作るのは難しいと言われています。それを実現した「和心(わこ)」は、食べるごとに、口の中に日本酒の味と香りがほのかに広がる大人の味です。使われているのは、京都・伏見で作られたにごり酒。タルト生地に日本酒ガナッシュを乗せ、小豆と松の実の糖衣がけ、板チョコ、柚子ムース、そして柚子のジャムで仕上げた繊細な一品です。

また、スタッフのいち押しが「洛甘ロール」。白あんの餡玉と黒糖を使ったあっさりとした生クリームを餅粉100%の生地で巻いてあります。見た目はシンプルなロールケーキなのですが、食べるとおまんじゅうを思わせる和菓子の味です。

ひとつひとつ、ていねいに作り出されたケーキの数々。ひとつ、いただいてみませんか。

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