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【東京都足立区】IMM東京が、海外ルーツの人びとの作品・表現にスポットをあてた多国籍美術展を開催

  • 2022.11.28
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東京都足立区を拠点に、音をテーマにしたアートプロジェクトを展開する「アートアクセスあだち 音まち千住の縁(通称:音まち)」。そのプログラムの1つ、「イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)」は、昨年度に引き続き多国籍美術展を開催。12月3日(土)~25日(日)に、足立区の文化サロン「仲町の家(なかちょうのいえ)」にて、「Cultural BYO…ね!」が開催される。

「イミグレーション・ミュージアム・東京」について

「IMM東京」は、国内に在留する海外ルーツの人びとの日本での日常生活に焦点をあてたアートプロジェクト。“ミュージアム”という名称でありながら施設を持たず、足立区の空き店舗や教会、古民家などを転々と移動しながら、そのとき限りの体験ができる展示やイベントを展開し、アートを通じて日本に暮らす海外ルーツの人びとと出会うきっかけをつくっている。

58組の出展者による多国籍美術展

今年のタイトル「Cultural BYO…ね!」のBYO(Bring Your Own)とは、英語圏でパーティーやレストランに飲み物などを自由に持ち込めることを意味する。多国籍美術展では、まさに本来のBYOにならって海外ルーツの人に自由に応募してもらった。集まったのは絵画や工芸、映像から、伝統音楽や思い出のスパイスを使った料理など、実にさまざまな作品と日々の生活の結晶だ。同展では、計58組の出展者による約70点の作品や表現の全てを展示する。

持ち寄られた作品や表現の背景にある人びとの生活に想いを馳せながら、人びとと作品・表現、そして文化と新たに出会う場となることを試みる。

「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」とは

「音まち」は、アートを通じた新たなコミュニケーション(縁)を生み出すことをめざす市民参加型のアートプロジェクト。足立区千住地域を中心に、市民とアーティストが協働して、“音”をテーマにしたさまざまなまちなかプログラムを展開している。

今回の会場となる「仲町の家」は、千住仲町エリアにある戦前に建てられた美しい日本家屋と、緑あふれる庭が広がる情緒深い空間。「音まち」が文化サロンとして運営している。さまざまな団体に活用されることで、多様な人びとが集い、芸術と出会い、交流する地域の文化拠点を形成することを目指している。

作品を読み解くツアーを実施

また、会期中イベントとして、アート・コミュニケーターと作品を読み解く「ポットルックツアー」を、12月17日(土)・18日(日)の11時/13時/15時に開催。時間は各回約40分。作品をじっくりみて、参加者それぞれが感じたこと・考えたことをおしゃべりしながら、2〜3作品を鑑賞する。定員は各回6名で事前申込制。いろいろな視点を持ち寄って、新たな発見を楽しもう。詳細はWEBサイトにてチェックしてみて。

■多国籍美術展「Cultural BYO…ね!」開催概要 日時:12月3日(土)~25日(日) ※水・木曜日休み 場所:仲町の家 住所:東京都足立区千住仲町29-1 入場料:無料 WEB:https://aaa-senju.com/imi

アートアクセスあだち 音まち千住の縁HP:https://aaa-senju.com

(山本えり)

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