TXT、アメリカン・ミュージック・アワード2022に「インディー・スリーズ」スタイルで登場

K-POPボーイズグループ、TOMORROW X TOGETHER（TXT）がロサンゼルスで開催されたアメリカン・ミュージック・アワードに初参加した。メンバーのSOOBIN（スビン）、YEONJUN（ヨンジュン）、BEOMGYU（ボムギュ）、TAEHYUN（テヒョン）、HUENINGKAI（ヒュニンカイ）は、BTSやブラックピンクらとともにフェイバリットK-POPアーティスト部門にノミネート。栄光を手にしたのはBTSだったが、TXTは初となるアメリカン・ミュージック・アワードのレッドカーペットにサンローラン（SAINT LAURENT）のモノトーンコーデで登場し、2000年代のトレンドを復活させた「インディー・スリーズ」スタイルで会場を沸かせた。

「インディー・スリーズ」とは、グランジロックスタイルが大流行した2000〜2009年にかけてのトレンド、というよりもその姿勢を表現したファッションと言えるだろう。スキニーデニムやクロップ丈のモットージャケット、チェック柄のシャツなど、当時タンブラーでリブログしていたようなものを思い浮かべてもらえればわかるはずだ。

ただ、TXTはシックなアイテムをチョイスしてコーデにエッジを効かせ、当時のロックスピリットをモダンに昇華させている。ボムギュは、プレイボーイバニーのセーターにクラシックなブラックパンツとレザーのニーブーツを合わせ、テヒョンはミリタリースタイルのコートをヒールのあるシューズとコーディネートした。ヒュニンカイのようにふわふわのフェイクファージャケットでドラマチックな演出をするメンバーがいれば、ヨンジュンはストライプシャツ、スピンはダブルのジャケットというシンプルなルックで、グループのバランスを取っている。

彼らのロックなスタイルは「インディー・スリーズ」ファッションを忠実に再現したものではなく、むしろ大人っぽく、より洗練されている。とはいえ、あの時代のスキニージーンズに対する偏愛とも言うべきこだわりを忠実に再現しているのは、素晴らしいことだ。

Text: Christian Allaire Translation: Rieko Shibazaki

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