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冷え&むくみを軽減! スパイス界の注目株“ヒハツ”アイテム4選

  • 2022.11.19
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2022年秋「カラダにいいもの大賞」から、“カラダにいいもの いいこと”をお届け。ここでは注目のスーパーフード、“ヒハツ”に注目! ヒハツ、ヒハツモドキ、ヒバーチ、島コショウなどいろいろな呼び名で愛されていますが、どれも同じ。血流改善に有効な成分ピペリン類を含有しています。

手の冷え&脚のむくみの軽減を期待できるスーパーフード!

スーパーフード界の新たなキーワードとしてスポットを浴びているのが、ヒハツ。コショウ科に属するが、丸い粒のコショウとは違って長いフォルムをしており、“ロングペッパー”の別名を持つ。このヒハツを、長年にわたって瓶入りの香辛料として販売しているのが、エスビー食品。そこで、スパイスの研究と商品開発に携わる小池麻里子さんと酒田充紀さんに、成分や効能について聞いてみた。

「ヒハツは、コショウと同じ辛味成分のピペリン類を含み、ピリッと刺激的な辛味があります。研究により、この成分には、気温が低い時などに末梢血流の改善を促す作用があり、手の冷えや脚のむくみを軽減することがわかっています。近年、個人の健康意識が高まる中、それらの研究結果とともに、ヒハツが各メディアに取り上げられるようになったことで、手に取る人も増えたのでしょう。ここ数年で売り上げがぐっと伸びています」

調味料としての使い方はコショウと同じだが、違いは、ヒハツが持つ甘くて爽やかな香り。

「沖縄そばやゴーヤチャンプルー、肉野菜炒めなどに使うほか、冬は生姜湯に振りかけてもいいでしょう。ココアにシナモンを振りかけるように、トッピングとして、香りを楽しむのもおすすめです」

調味料以外で、ヒハツの有用成分を手軽に取り入れられる商品も増えてきた。

「昨年の夏、当社からヒハツのサプリメントを発売。実際、冷えやむくみが軽減されたというお客様の声も多いですし、辛味が苦手な人は、サプリで取り入れるのもいいかもしれません」

【ヒハツ】
学名:Piper longum、Piper e retrofractum
分類:コショウ科コショウ属
原産:南アジア、東南アジア

・ヒハツ由来のピペリン類には、冷えで低下した末梢血流を改善するという研究データが。
・手の冷えや夕方の脚のむくみが軽減したという声が多い。
・コショウと同じように幅広い料理に使え、甘くて爽やかな独自の香りがアクセントに。

石垣島では、ソウルフードの八重山そばを食べる時には欠かせない調味料として古くから愛されてきたヒハツ。「エスビー食品の瓶入り製品はロングセラーです」※瓶入り製品は機能性表示食品ではありません。

おすすめヒハツアイテム4選

サプリで冷えやむくみにアプローチ。

エスビー食品「スパイスサプリ ヒハツ」
ヒハツエキスをメインに、蒸し生姜粉末などを加えてサプリに。目安は1日4粒。ピペリン類の働きで手の冷えや脚のむくみといった症状の軽減が期待できる。独特の香りを抑え、飲みやすさを追求。機能性表示食品。定期コース30日分30g¥2,916/月※初回は¥500(エスビー食品 TEL:0120・331・443)

レモン香る、温活ティータイム。

日東紅茶「ヒハツ由来ピペリン類 プラスレモンティー」
国産レモンピール粉末を使用し、ピペリン類を配合したスティックタイプのレモンティー。お湯に溶かすだけでさっとヒハツの成分を摂取できる。カフェインレスで、冷えが気になってくる夕方の時間帯にもピッタリ。機能性表示食品。9.5g×5本入り¥410*編集部調べ(日東紅茶お客様相談室 TEL:0120・314731)

山梨の万能七味×ヒバーチコラボ。

海鮮ほうとう専門店 ほうとう研究所「ヒバーチ すりだね」
山梨県発祥の辛味調味料、すりだね。赤唐辛子をベースに胡麻油や出汁などを加えて作られるが、こちらは八重山諸島のヒバーチ(ヒハツ)を使用し、アレンジ。ほうとうやうどんはもちろん、炒め物やパスタにも合う万能選手。40g¥993(ほうとう研究所 )

キッチンに普段使いのスパイスとして。

ハウス食品「GABAN ロングペパー(ヒハツ)」
洋風スパイスのGABANブランドから今年2月、ヒハツが登場。シンプルながら使い勝手のいいパウダーは、キッチンに常備しておくのに最適。炒め物や麺類はもちろん、シナモンのような香りで、ホットミルクなどに振りかけても。22g¥588*編集部調べ(ハウス食品お客様相談センター TEL:0120・50・1231)

エスビー食品 機能性研究開発ユニット 小池麻里子さん
エスビー食品 機能性研究開発ユニットマネージャー 酒田充紀さん
エスビー食品株式会社の、新たなスパイス関連商品開発に伴う研究を行っている部門に属しているお二人。最近では、ヒハツサプリの開発を手がけた。

※『anan』2022年11月23日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・若山あや

(by anan編集部)

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