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暖房を1度下げると約250円の節電に!こんなに得する「料金見える化」節約術

  • 2022.11.19
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2021年の9月から電気料金の値上げが相次ぎ、家計を苦しめる原因となっています。これから寒い冬を迎えるにあたり、少しでも電気代を節約したいところです。そこでこの記事では、簡単にできる家の中の節電の方法を5つ紹介します。

■エアコン暖房の設定温度を1度下げると月約250円節約

冬の暖房で多く電力を消費するのはエアコンです。エアコンの設定温度を1度下げると、ひと冬(169日)で約1,430円の節約になります。1日あたり約8.46円、1カ月なら約254円の節約です。

エアコンの暖房効率を上げるには、ドアや窓の開閉をできるだけ少なくしましょう。カーテンは厚手のものに替え、床まで届いて隙間のできないものが効果的です。また、扇風機を使用して暖かい空気を循環させるとよいでしょう。

■テレビの明るさを最適にすると約70円節約

液晶テレビの電気代節約のポイントは、画面の明るさの設定です。液晶テレビ(32V型)の画面の明るさを最大から中間にした場合、年間約840円、月あたり約70円の節約となります。

また、テレビはつけっぱなしにせず、見ないときには消しましょう。1日1時間テレビ(32V型)を見る時間を減らすと、年間約520円、1カ月なら約43円の節約になります。

■炊飯器の保温をやめると約107円節約

製品によって違いはありますが、だいたい炊飯器で約10時間保温をすると、炊飯1回分とほぼ同程度の電力を消費します。なお、保温1時間あたりの消費電力は16.5Whです。1日8時間の保温をやめた場合、1カ月で約107円の節約になります。

朝に1日分を一度に炊いて保温しておくより、昼食分や夕食分を冷蔵庫に保存し、食べるときに電子レンジで温め直したほうが電気代の節約になります。

■冷蔵庫に詰め込みすぎなければ約113円節約

冷蔵庫に物をいっぱいに詰め込んだ場合と、その量を半分にした場合とを比較すると、半分なら年間約1,360円、月あたり約113円の節約になります。

冷蔵庫の詰め込みすぎは電気を余分に消費します。残り物を保存したのに忘れてしまい、冷蔵庫の奥でそのままになり、結局捨ててしまうのはよくあることです。また、常温保存できる未開封の食品を冷蔵庫に入れないようにしましょう。

■電気こたつの設定温度を下げると約127円節約

1日5時間の使用で電気こたつの温度調節を「強」から「中」にした場合、年間約1,520円、月に約127円の節約になります。

寒い季節に電気こたつを使用する場合、他の暖房器具と併用することがほとんどでしょう。その場合、温度設定を低めにして消費電力を抑えることが大切です。

また、こたつ布団に上掛と敷布団をプラスすると、こたつ布団だけの場合より年約1,010円、月に約84円の節約になります。

■まとめ

電気料金が上がって、ますます節約の必要性が高まっています。今回紹介した方法は一つひとつでは小さな効果でも、まとまれば大きな節約になりエコにもつながります。どれも簡単にできるので、さっそく始めてはいかがでしょうか。

文・松田聡子
証券システムのITエンジニア、国内生保の法人コンサルティング営業を経てファイナンシャル・プランナーとして独立。コンサルティングのほか、主な活動は企業型確定拠出年金導入企業へのセミナー講師、マネーサイトへの執筆など。年金・資産運用・保険などに精通、iDeCoやNISAなどの制度を活用した人生100年時代の資産形成をアドバイスしている。

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