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70代でお店をオープン。桜井莞子さんに学ぶ、一生「好きなこと」を続ける方法

  • 2022.11.19
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東京・青山の創作料理店「PAROLE(パロル)」を営む桜井莞子(えみこ)さんは、79歳。なんと、お店を開く決意をしたのは70歳の時だという。

2022年11月15日発売の、『79歳、食べて飲んで笑って ~人生で大切なことは、みんな料理に教わった』(産業編集センター)には、いくつになっても好きなことを続けていく桜井さんの生き方のヒントが詰まっている。

「まだまだ『パロル』で遊ぼうと思っているところです。」と語る桜井さんは79歳とは思えないエネルギーの持ち主だ。好きなものにまっすぐなその生き方に憧れる。

本書には、桜井さんの思い出の料理10品のレシピも公開されている。戦後の貧しい時代に母が作ってくれたジャンボシュウマイ、パロルのオープン当初に提供していたエメラルドピラフなど、ノスタルジックでありながら、斬新なメニューが並ぶ。

素材は「優秀なものを選ぶより、美味しく仕立てることが私の仕事」と語る桜井さん。長年使い続けている調味料は「出合って使ってみておいしかったから、ずっと変わらない味を提供してくれているから」という理由で選んだお気に入りを常備している。

好奇心に忠実に、自分の好きなものに囲まれて過ごす桜井さんの生き方はかっこいい。年齢を重ねることをポジティブに感じさせてくれる1冊だ。

■桜井莞子さんプロフィール
さくらい・えみこ/東京・南青山にある、ごはんや・のみや「PAROLE」の店主。デザイン事務所勤務後、結婚、出産、2児の母となる。ケータリング会社の経営を経て、西麻布に「ごはんや PAROLE」をオープンし評判に。還暦を機に引退を決意。悠々自適な暮らしを楽しみつつ、料理教室を始める。2014年、70歳で一念発起し「のみや PAROLE」を開店。著書に『食通が足しげく通う店 PAROLEのおかず帖』(KADOKAWA/刊)、『白だし和食』(講談社/刊)、『ちゃんと覚えたい乾物料理の基本―乾物じょうずは和食じょうず』(成美堂出版/刊)がある。

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