韓国代表、午前が「暑すぎて」選手が時間変更を直訴…日中30度超えのカタールに苦しむ

W杯史上初の冬季開催となるカタールワールドカップだが、日中の暑い天気には選手も苦しんでいるようだ。

カタールの首都ドーハの天気はまさに“千差万別”。午前だけでも30度を超える暑さだ。韓国サッカー協会（KFA）の関係者も、「昨年にドーハに来たときはこれほどではなかった。今年は特に日差しが暑い」と嘆いている。

このため、ドーハにあるアル・エグラ・トレーニングセンターでチーム練習を行う韓国代表の選手たちからは、午前中の練習を望まない声が出たようだ。

韓国代表はカタール到着後、現地時間で主に10時と17時のセッションに練習を行っている。11月17日も午前と午後に1回ずつ練習を行った。

確かに日中こそ暑いものの、日が暮れる頃の16時を過ぎると気温がぐんと下がり、涼しい風も吹くようになる。

そこで、選手は直接パウロ・ベント監督に「1日1回、午前中だけ練習がある日に限り、午後の練習に変えたい」と直訴したという。

実際、MFイ・ジェソン（30、マインツ）は17日午前の練習後の記者会見で、「気候が涼しくなったというが、選手たちが感じるにはまだかなり暑い。適応しなければならないとはいえ、午後に練習する日程に変えたいと思っている」と話していた。

こうした選手の訴えを、頑固なベント監督も受け入れた様子だ。

当初、韓国代表は本日（18日）に午前の練習1回が予定されていたが、午前は予定を設けず、午後に練習を行うスケジュールに変更された。

なお、グループHに入った韓国代表は、11月24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する。

（構成＝ピッチコミュニケーションズ）