超学歴社会なのに大学進学せず問題なし？韓国アイドルにとって受験はもはや「選択」の時代か

大学に進学するK-POPアイドルは誰だろうか。

韓国では本日（11月17日）午前8時40分から、2023学年度の「大学修学能力試験」（韓国の大学共通入学試験）が行われ、現在高校3年生のアイドルたちが多数受験している。

忙しい活動で同級生のように学業に打ち込むことは難しいだろうが、本業と学業を並行することにしたアイドルも少なくない。

Kep1erのヨンウンとヒュニン・バヒエ、Weeeklyのイ・ジェヒがこの日、試験場を訪れた。GHOST9のイ・ジヌ、BAE173のドハ、ドヒョン、ピッ、ATBOのキム・ヨンギュ、ウォンビン、チョン・スンファン、EPEXのペクスン、アミンも大学修学能力試験を受けた。

特にドハ、ペクスン、アミンは数多くのアイドルが通う芸術高校ではなく一般高校に進学し、学業に対する熱意を表わした経緯がある。

しかし大学生活よりも、本業に集中するというアイドルが増えている。

ガールズグループのメンバーのなかでは、NewJeansのミンジ、LIGHTSUMのユジョンとジュヒョン、STAYCのユンとジェイ、IVEのリズとウォニョン、NMIXXのベイとジニ、woo!ah!のルーシーとミンソ、Weeeklyのジハンが試験を受けない。

彼女たちは当分、アイドル活動に重きを置く計画だ。ただ今後、大学進学についての考えは変わる可能性もあるという。

ボーイズグループのメンバーであるDKBのヘリジュン、ENHYPENのジョンウォン、MCNDのウィン、TREASUREのパク・ジョンウも受験をあきらめた。

そのうちENHYPENは最近初のワールドツアー「'MANIFESTO' in JAPAN」を行い、TREASUREは11月26日から北海道総合体育センター北海きたえーるで日本アリーナツアーを始める。ジョンウォンとパク・ジョンウの決定は、海外ツアーに集中するという意志を感じさせる。

依然として大学進学のために試験場に向かうアイドルもいるが、活動の成果をポートフォリオにして関連学科に進学することが普遍的だった数年前と現在は、確実に変化が起きている。

とあるK-POP関係者は本紙『スポーツソウル』に、「過去に比べて学閥に対する先入観がぼやけ、K-POPの地位も高まっただけに、活動適齢期に国内外で認知度を高めるほうがより有利だと判断するアイドルが増えた」と明らかにした。

また別の関係者は、「アイドルが専門職化され、無理に大学へ進学しなくてもいいという考えが定着している。大学に進学したとしてもスケジュールが忙しいので事実上、学生生活ができないという側面もある」と説明した。