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女優・夏子さんインタビュー。美しい所作を学ぶ、日本舞踊との出会い。

  • 2022.11.15
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いま話題のあの人が夢中になっていること、新しく挑戦していることなどを深掘りしていくインタビュー連載「学びの広場」。今回は、さまざまな身体表現を経験してきた女優・夏子さんが、新たに始めた日本舞踊について語ります。踊りの技術だけでなく、美しい所作や礼儀作法など、豊かな学びがあるとか。10月28日発売、Hanako1214号「温泉&サウナ」特集よりお届け。

日本特有の美しい所作を学び、大人の階段を上っています。

半年ほど前から日本舞踊を習っています。きっかけは、ゲッターズ飯田さんの言葉。仕事でお会いする機会があり、「“舞の星”が出ていて、古典舞踊をやるといいよ」と勧められたんです。子供の頃にクラシックバレエをやっていた経験があるので、せっかくならほかのジャンルをと思い、すぐに日舞の教室を探しました。
お稽古を始めて驚いたのが、日舞の動きはたおやかに見えて、実際やってみるとかなりハードだということ。これまでバレエのほかにもコンテンポラリーやジャズなど、いろんなジャンルの踊りをやってきたんですが、筋肉の使い方がまるで違う。内股で膝をくっつけながら踊り、飛んだり跳ねたり意外とアクティブ。稽古後は信じられないくらいの筋肉痛に見舞われます。重心を下に置くので足腰を鍛えなければ正しく動くのが難しく、姿勢も正さないときれいに見えない。習得までの道は長いなあ、と思いつつ、最近はどうすれば“らしく”見えるかという感覚が少しわかるようになってきました。
お稽古では、たしなみを教わることも多々。稽古初日に上着を着たまま教室に入り、のっけから注意されて焦りましたが(笑)、礼儀作法を教えていただけるのはありがたいこと。ひとつ覚えるたびに、大人の階段を一段上れる気がしています。古くから伝わるものの良さ、和の美しさに目が向くようになったのも、日舞に出会ってよかったことのひとつ。未知の世界だったぶん、得られるものも多くて。新しいことを学び、吸収していく時間がたまらなく好き。今日も仕事が終わったらお稽古に行きます!

夏子さんが教えるワンポイント:日常生活で役立つ! お金を包む時のマナー。

お月謝を先生に渡す時には新札を用意し、折らずに封筒に入れます。封筒を開けた時にお札の肖像のある面が表にくるようにし、向きを揃えるのもポイント。結婚式などフォーマルなシーンではもちろん、立て替えてもらったお金を返したり、会費を払ったりする時にも役立ちます。ちなみにお香典は新札NGなので注意を!

Profile:夏子
なつこ/1996年東京都出身。モデルとしてデビューし、2016年ドラマ『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)で女優としても活動開始。今年は舞台『ヴィンセント・イン・ブリクストン』や、ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ)などに出演。

Information:ドラマ『アイゾウ警視庁・心理分析捜査班』
夏子さんにとって初の連続ドラマ主演作。実際に起きた“男女の愛憎劇を巡るミステリー事件”を「もし、今の日本で起きたら?」という視点でドラマ化。夏子さんは警視庁心理分析捜査班に所属する唯一の刑事・安座間霧子を演じる。フジテレビ(関東ローカル)にて毎週火曜日24時25分〜24時55分放送。

photo:MEGUMI styling:Erika Kisen hair &; make:Otama text:Yasuko Mamiya

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