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ビールは好きな濃度で楽しむ時代に! 話題の『ビアボール』を作って飲んでみた

  • 2022.11.15
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ビールの楽しみ方の新提案。『ビアボール』は、なんと炭酸で割って好きな濃度(度数)で飲めるビールである。ありそうでなかった飲み方を実現したこの製品、お酒大好き記者がおためししてみた!

ありそうで無かった「炭酸水で作るビール」。新たな市場を作る『ビアボール』とは?

コロナ禍の宅飲み需要。若年層はレモンサワーなどのRTD飲料を好み、ビール市場は少し年齢層の高い人が好む傾向を、記者は肌で感じている。そんななか、サントリー(東京都)が持ち前の「やってみなはれ精神」のもと、「炭酸水で割って作るビール」という新しい市場を創造。その新商品こそ割って飲むビール『ビアボール』(334ml家庭用小瓶・希望小売価格 税込768円・2022年11月15日発売)だ。

ビールを割るということは珍しくとも、記者をはじめとしたお酒好きは、ハイボールやレモンサワーなど割ることに関して馴染み深い。記者の父親も毎日焼酎割りを嗜んでいるが、割るという行為は酒飲みの習性かもしれない(記者の独断と偏見に基づく意見)。

また、最近の居酒屋ではセルフでレモンサワーなどを作って飲めるタイプのお店も増えており、濃いめや薄め含めて自分好みの味でお酒を飲むということも若い世代には浸透していると感じる。実際に『ビアボール』も10月4日から業務用がすでに展開されており、話題となっている。今回はその家庭用という立ち位置である。

気になる原材料は、麦芽、ホップ、糖類だ。

王冠にも割るビールという文言とともに、アルコール分16%という表記が。一般的な缶ビールは5%前後なので、ざっくり3倍である。割らなきゃ飲めなさそう。

サントリーのおすすめのおいしい『ビアボール』の作り方は、グラスに氷をぎっしりと入れてキンキンに冷えた炭酸水に『ビアボール』を注ぐのがよいとのこと。自分好みの濃さに調整できるのも割って作るお酒の醍醐味だが、基準がわからなければ自分好みもわからないので、まずはベーシックにおすすめを楽しんでみることに!

『ビアボール』人生初、ビールを割って飲んでみた!

今回初体験ということで目安を知るために、便利なメモリ付き(氷が入った状態)のサントリー謹製専用グラスを使用する。

それでは実際に『ビアボール』を作ってみる。おいしい作り方を参照に、グラスいっぱいに氷を入れて準備完了。

炭酸水を静かにグラスへ注いでいく。こちらもおいしい作り方を参照にして、炭酸水3:ビアボール1の割合になるようにする。

いよいよ『ビアボール』を注ぐ。中身を注いでみると濃いめの色合いのビールのようで、感覚的には「ホッピー」を作っている感じ(※「ホッピー」は焼酎をビールテイスト炭酸「ホッピー」で割るのが基本)。

3:1の割合でグラスいっぱい注いだのち、マドラーで炭酸が逃げないようにゆっくり一回混ぜたら完成だ。ビールを割るという行為は人生初なので、どんな感じなのかというワクワク感とともに作る過程も楽しめる。

完成した『ビアボール』を飲んでみる。ビールらしい苦味もありつつ、炭酸水で割っているため飲み口としては非常にすっきりとした印象。「プレモル」的なホップの香りや旨味も効いており、紛れもないビールだ。そもそも水っぽくなり味が薄まっておいしくなくなってしまうため、ビールを氷と一緒に飲むことがないのだが、『ビアボール』は氷と炭酸水で作る前提で作られているので程よい飲み口に調整されている。

続いて1:1の濃さで作って飲んでみたが、苦味が際立ちつつも飲みやすさもあった。最後にアルコール分16%にビビりながらも、『ビアボール』だけでいただいてみる。エールビールのような芳醇な香りと焼酎のようなガツンとしたアルコール感を楽しめ、これはこれでおいしい。氷は入れているので、ロックで楽しむビールという趣きだ。ちなみにサントリーでは「ビアロック」という名称でオススメしているそう。

都合3杯楽しんだが、瓶の中身はまだ半分ほど残っていた。メーカーによる目安としては、氷の分を抜き、ビアボールと炭酸水合わせて160mlを注げるグラスだとしたら約8杯分作れ、炭酸水込みで1杯あたり110円程度。なかなかのコスパだと思う。

発泡酒や新ジャンルのあっさりとした飲み口とも異なり、ビールらしい苦味とすっきりさの両立がなされているので、ビール党もまずは炭酸水3:ビアボール1でためしてみてほしいところ。そこから自分好みの濃さに調整していく楽しさとともに、味わいたい。

『ビアボール』は、全国の酒類取扱店で購入可能だ。

※お酒は20歳になってから楽しもう

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