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逃げグセがつく? やる気のない「子どもの習い事」は辞めさせるべきか

  • 2015.11.3
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【ママからのご相談】

4歳、年少の息子に半年前から習い事をさせています。元々、本人がやりたいと言って始めたものなのに、いつまでたっても頑張ろうとしません。みんなで集まって同じことをしようとするときに集まらない。 習い事の時間が終わったら、「今から始める」と言う。最初から最後までやり通せたことが、まだ一度もありません。

無理してでも続けさせたほうがいいのでしょうか。それとも、もう習い事はやめさせた方がいいのでしょうか。やめると今までのことが無駄になる気がして迷っています。

●A. やめてもきっと無駄にはならないと思います。

ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。

子どもの習い事については、私もよく頭を悩ませています。特に4歳だとまだ、自分の気持ちをきちんと言葉にできるわけではありませんし、そもそも自分の気持ちを自分で理解できていないこともあります。親が子どもの真意を、ある程度推測しながらでしか決められないのも、このくらいの歳の子の難しいところですよね。

●習い事を始めた理由とその目的

わが家にも4歳の子どもがいますが、「友達のしている習い事がしたい」「幼稚園で開催されている習い事がしたい」「近所の子がしている習い事がしたい」と、何でもやりたがる子です。自分の興味のある範囲内に少しでもかぶっていれば、それで、「やりたい!」が始まります。

ですが、実際の習い事はどうかというと、ちっとも一生懸命ではありません。というよりも、一切何もしません。「じゃあもう、やめる?」と聞くと、「やめたくない!」と言います。

私がわが家の子どもにその習い事をさせた理由は、

・本人がやりたいと言ったから

・他人に怒られる経験をしてほしかったから(きちんと怒る先生なのです)

・頑張らなければできるようにならないことを知ってほしかったから

です。ご相談者様の場合はどうでしょうか。

もし、その習い事をさせること自体に目的があるのであれば、それは親の押し付けだと思います。“自分が果たせなかった夢を子どもに託す”というのと同じです。

ですがもし、その習い事によって得られる精神的な何かが目的なのであれば、やめさせることを考えてもいいと思います。その習い事でしか得られないのであれば別かもしれませんが。

●子どもの習い事をやめる前にしておきたいこと

親はどうしても、「すぐに習い事をやめさせると、嫌なことからすぐに逃げ出す子になるのではないか」と思ってしまいます。私もそうです。「我慢ができない子になるんじゃないか」とか、「今嫌がっているだけで来月からは頑張るかもしれない」とか。

それに対して、教育評論家の親野智可等さんは、東洋経済新聞にて『習い事が原因で飽きっぽい子になることはない。いくつか別の習い事をしているうちに、きっと合うものが見つかるはずだ。見つかれば子どもは無理なく続けられ、熱中するようになる』と話しています。

そして、『いろんなことの経験自体が人生勉強だし、途中で止めても決してムダにはならない。お試し期間と考えればいい』とも仰っています。

4歳の子では言葉にするのが難しいとは思いますが、頑張れない理由を聞き、それをできるだけ排除してあげる。もしそれでもできないのであれば、「こういう状態になったらやめる」ということを伝えてあげると子どもの意識が変わるかもしれません。

ポイントは、

・親が子どもの習い事に固執しない

・頑張れない理由を聞いて、できる限り排除してあげる

・それでもできないなら、「こうなったらやめる」ということを子どもと話し合っておく

だと思います。

●今は習い事のお試し期間

子どもにさせてあげたいことや、してほしいこと、できるようになってほしいこと、親にはたくさんあります。「たかが4歳の子の習い事じゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、その“たかが”が子どもの人生や性格、重要な部分に関わってくるんじゃないかと思ってしまうんですよね。

前述したように、今は子どもの“お試し期間”です。特に4歳なんて、“超お試し期間”です。その間にできるようになったことはもちろん、身につけられなかったという経験も頑張れなかったという経験も親の後悔も、すべてひっくるめて子どものためになっているのだと思います。

【参考リンク】

・習っている・習わせたいお稽古ランキング2015 | ケイコとマナブ

・子どもの習い事は、「やめ時」が肝心! | 東洋経済オンライン

●ライター/マフィー(ママライター)

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