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飲むだけで腸活に!【管理栄養士監修】コンビニで買える「最新おすすめドリンク」3つ

  • 2022.11.7
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「腸活」を意識して、生活習慣の改善に気を付けているという人もいるかもしれません。毎日の積み重ねが大切な腸活のためには、飲み物にこだわるのもおすすめです。そこで今回は管理栄養士の筆者が、腸活に良いドリンクを3つご紹介します。コンビニやスーパーなどで手軽に購入できる商品ばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

腸活のメリット

食事や生活習慣によって腸内環境を整える「腸活」。腸内細菌のバランスを整えることが、健康や美容に繋がると考えられています。

私たちの腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しています。善玉菌が増えると腸の動きが活発になり、便秘予防や免疫機能を高めるなど、体にとってうれしい効果が期待されているのです。

一方で悪玉菌が増えると、便秘の原因となったり有害物質が増えたりと、体によくない影響をおよぼすことも。悪玉菌は偏った食生活やストレスなどが原因で増えやすいため、これらの要因をできるだけ避けることが大切です。

体の健康を保つためには、悪玉菌を減らして善玉菌を増やすことが重要といえるでしょう(※1)。

腸活を意識したドリンクの選び方

腸活を意識した食生活では、腸内で善玉菌として働く「プロバイオティクス」と、善玉菌を増やす働きのある成分である「プレバイオティクス」を毎日の食生活の中にとり入れていきましょう。

「プレバイオティクス」には食物繊維やオリゴ糖が挙げられます。腸活を目指すなら、これらを含んでいるドリンクを選ぶようにしてください。

また、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、食事から摂取しても腸内に長くは留まらないため、毎日摂ることを習慣にすることも大切です(※1)。

管理栄養士が選ぶ「腸活におすすめドリンク」3つ

コンビニやスーパーで手軽に手に入りやすい、腸活におすすめのドリンクを3つご紹介します。

豆乳

豆乳には善玉菌の栄養となるオリゴ糖が含まれているため、腸活にぴったりの飲み物です。豆乳は、含まれている大豆固形分の割合によって「無調整豆乳」「調整豆乳」「豆乳飲料」と種類がわかれています。

無調整豆乳には大豆の栄養が多く含まれているため、効率よく栄養が摂取できますが、独特の香りが苦手という人もいるでしょう。その場合は、調整豆乳のプレーンタイプを選ぶのがおすすめ。無調整豆乳に比べて飲みやすいものが多いですよ。

一方豆乳飲料は大豆の成分が比較的少なく、さまざまなフレーバーが販売されています。ジュース感覚で飲みやすいですが、糖分も多く含まれているため飲みすぎには気を付けましょう。

トマトジュース

トマトジュースには食物繊維が含まれており、野菜が不足しているときなどにおすすめのドリンクです(※2)。善玉菌である乳酸菌を多く含むヨーグルトと組み合わせることで飲みやすくなり、より腸活の効果が期待できますよ。

ただし、トマトジュースを飲みすぎると塩分や糖分の摂りすぎにつながります。できるだけ無塩タイプを選ぶようにしましょう。

ココア

意外に感じる人も多いかもしれませんが、ココアには善玉菌のエサとなる食物繊維が含まれています(※2)。

ココアの原料は、チョコレートの原料と同じカカオマスで、カカオマスから脂肪分などを取り除き粉末状にしたものがココアです。市販の「ピュアココア(純ココア)」とはこのココアパウダーのことで、砂糖や添加物などは含みません。

ピュアココアに砂糖や脱脂粉乳などを混ぜたものは、調整ココアといいます。調整ココアは、お湯や牛乳を加えて混ぜれば手軽に飲めるものであり、便利な飲み物です。ただし糖分や脂質を多く含むので一日1杯程度にするとよいでしょう。

腸活のためにカカオマスの栄養や食物繊維を摂りたいときは、ピュアココアのほうがおすすめです。ただし、そのままでは苦くて飲みにくいため、甘味をつける工夫が必要です。この時にオリゴ糖を含むハチミツを使うと、より腸活に適したドリンクになりますよ。

腸活のためにドリンクもこだわろう

腸活のために毎日の食事にこだわることは大切です。しかし、毎食気を付けることはなかなか大変ですよね。そこで、コンビニなどで手軽に買えるドリンクの選び方を工夫してみましょう。

まずは手軽に飲める飲み物から、腸活の第一歩を踏み出してみてくださいね。

【参考】
※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康
※2 文部科学省.日本食品標準成分表2020年版(八訂)

©Dougal Waters/gettyimages

文/管理栄養士・寺内麻美

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