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荷物多めの大人女性向け!シンプルフォルムがお洒落な「トートバッグ」特集

  • 2022.11.7
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バッグの定番と言える形で、人気が高いトートバッグ。ただベーシックなだけではなく、ちょっとした個性を感じられるデザインや、使いやすさも求めている方におすすめなのが、京都の工房「matsew(マットソー)」で作られる帆布のバッグです。ほかではあまり見られない素材や機能的なポケットなどに注目してください。

京都の鞄職人が一つひとつ丁寧に作る、革や帆布のアイテム

「matsew(マットソー)」は、京都の工房で鞄職人の松川敏史(さとし)さんが制作を行う革や帆布製品のブランドです。ブランド名は、素材(material)・道具(small equipment)・職人(worker)に由来し、それぞれが機能し合った最高のものを作ることを目指すという想いが込められたもの。素材を一つひとつ吟味し、それぞれに適した道具を使いながら、バッグや財布などの小物を生み出しています。

鞄職人が厳選した帆布で作る、質の高いトートバッグ

今回ご紹介したいのは、キャンバス(帆布)製のトートバッグです。

もともと松川さんは革製品の職人のもとで学んでいましたが、その後帆布鞄店に、続いて革鞄店に入り、それぞれで職人として働いた後に独立しました。
一度帆布の道に踏み出したのは、革だけにとらわれず、帆布などの天然素材でカジュアルなバッグを作りたいと考えていたからなのだそう。そこで帆布製品の制作の経験を積みながら革での制作も続け、別の革鞄店で視野を広げてから、ご自身のブランドmatsewを立ち上げました。

革と帆布の両方に精通する松川さんが作る帆布のバッグには、現在は希少となったシャトル織機で織り上げられた倉敷帆布や、アメリカの連邦規格に基づいて織られるarmy duck(アーミーダック)生地などが使われていて、丈夫で風合いも豊か。さらに、シンプルでもほかとは少し違うと感じられるフォルムやデザインが目を引き、装いのさりげないアクセントになってくれます。

形を変えて楽しめる。極厚の帆布を使ったキューブ型バッグ

こちらは「cube bag(キューブバッグ)」。名前のとおりキューブ型になったトートバッグです。本体の横幅・高さ・マチがほとんど同じ20~23cmで作られていて、サイコロのような形がかわいらしいアイテム。持ち手のステッチや、本体のサイドにある大きなポケットも目を引きます。

現在2色のカラーがあり、それぞれ異なる生地が使われています。

unbreached(生成り)には、岡山県倉敷市で織られた3号帆布を採用。一般的なバッグに多い薄手の8~9号ほどの帆布に対し、3号の帆布は極厚で珍しいものです。
gray beigeは、アメリカ連邦規格に基づいて日本国内で織られた、25oz numbers duck生地。25oz(オンス)とは布の重さを示す数字で、こちらも3号帆布と同じぐらいの厚みがあります。

共に、今では使用する工場が少なくなったシャトル織機を使い、職人が時間をかけて織り上げているもの。非常に密度が高く、味わい深さが感じられる生地です。

どちらもしっかりとした強度があるので、バッグの両サイドを広げたり凹ませたりと、形を変えてキープできるのも特徴。荷物の量はもちろん、気分に合わせてその都度形を変えて持つことができます。

内側には、耐久性・耐摩耗性にすぐれたコットンとナイロン混の裏地が付いていて、カジュアルなバッグでありながら、上品な印象も兼ね備えています。

大きな内ポケットがひとつあり、スマートフォンやパスケースなどをポンと放り込め、ほかの荷物に紛れ込むことを防いでくれるのも優秀なポイントです。

soft cube bag
サイズ:W23×H22×D20cm 持ち手立ち上がり9cm
カラー:unbreached/gray beige(裏地は共にcoyote brown)
各9,900円(税込)

裏地の色もポイント。柔らかな生地のキューブバッグ

続いての「soft cube bag(ソフトキューブバッグ)」は、上でご紹介したcube bagの形を、洗いをかけた18oz army duck生地で作ったもの。本体の裏地と持ち手の裏側にも色違いの同じ生地が使われており、さりげないバイカラーになっているのがおしゃれです。

cube bagよりも薄手の生地ですが、同じく高密度で味のある素材感。中身に沿ってたわんだり、底が少し沈んだりする柔らかさがあり、ソフトな質感がお好きな方におすすめです。実はブランドで最も人気のアイテムなのだそう。

定番のカラーはベーシックなネイビー以外に、秋に似合うグレーベージュやキャメル、澄んだ海を思わせるようなブルーの4色展開。裏地とのコントラストも楽しめる、深みのあるカラーバリエーションです。

soft cube bag
サイズ:W23×H22×D20cm 持ち手立ち上がり9cm
カラー:navy(blue)/gray beige(navy)/blue(camel)/camel(grey beige)
各9,900円(税込)

ポケットを兼ねた蓋が便利。A4サイズ対応のトート

こちらは、soft cube bagをA4サイズが入る横長のフォルムにした「recta bag(レクタバッグ)」。横幅だけではなくマチも広めなので見た目以上に容量があり、通勤から一泊旅行、アウトドアにも活躍してくれそうです。

このバッグで注目したいのが、口元の部分。中身を覆い、ほかの人から見えにくくしてくれる蓋があるのです。しかも、この蓋はポケットにもなっているので、スマートフォンなどをパッと手に取れる位置に入れておくことができます(写真左)。さらに、ボタンを外せば通常の内ポケットのようにもでき(写真右)、蓋なしで中身を取り出しやすい状態にすることも可能。
また、もうひとつ別にオープンポケットもあるので、小物を分類して収納できるのが便利です。

カラーは3色。裏地がsoft cube bagとは異なる色で、どれも落ち着いたトーンで揃えられているので、さまざまな服装に合わせやすくなっています。

soft cube bag
サイズ:W23×H22×D20cm 持ち手立ち上がり9cm
カラー:camel(naby)/gray beige(milk white)/navy(grey beige)
各15,400円(税込)
※現在予約として受注

カスタムオーダーで自分にぴったりの持ち手やカラーに

柔らかなarmy duck生地のsoft cube bagとrecta bagは、持ち手の長さとカラーを変えるカスタムオーダーも受け付けられています。

定番の形だと、本体に対して小さな持ち手のバランスがかわいらしいですが、もう少し長めのほうが使いやすいという方は、カスタムで調整をお願いしてみてはいかがでしょうか。

カラーは、内側と外側を6色(navy・blue・camel・grey beige・milk white・olive drab)から指定することができます。定番とは異なる色の組み合わせにするのはもちろん、外側と内側を同じ色にするのも素敵です。

長く使い続けたくなるアイテムに出会える

matsewの帆布バッグには、ご紹介したトートバッグ以外にも丸みのある形のショルダーバッグや、レザーの持ち手を組み合わせたバッグもあります。また、レザーのアイテムにはトートバッグやボストンバッグ、財布などの小物もいろいろ。どれも一見ベーシックながら、存在感を放つデザインと、使い込むほどに愛着が増すような素材感も魅力です。

公式オンラインショップで注文を受け付けているほか、事前に予約をすれば、工房でアイテムを見ることも可能です。イベントに出店することもあり、11/5(土)~6(日)には静岡県御殿場市のアークラ大サーカスに参加予定だそう。お近くの方はぜひ立ち寄って、気になるアイテムを手に取ってみませんか。

writer / ゆりか photo / matsew

取材協力

matsew(マットソー)

WORKS & GALLERY
京都府京都市中京区壬生賀陽御所町13-3
(大宮通り綾小路西入る200m)
TEL:075-748-0937
営業時間:月~金曜 10:00~19:00/土曜 10:00~17:00(予約制)
定休日:日曜・祝日
※商品在庫が無い場合がございます。予約の際に希望商品をお知らせください。
※定休日でも開いている場合や、平日でも留守の場合がございます。詳細はサイト情報をご確認ください。

https://www.matsew.jp/

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