サステナブルを意識したアンダーウェアブランドがデビュー！

直接に肌に触れるアンダーウェアは、素材や肌触りが気になるもの。その点にプラスしてサステナブルの観点にも配慮したブランド【naensis】がデビュー！ ファウンダーの太田ティートベールアリサさんにお話を伺いながら、その魅力に迫ります。

国内生産にこだわった【naensis（ナエンシィス）】

のこり染を特徴とし、上質なウールとオーガニックコットンを取り入れたアンダーウェアブランド【naensis（ナエンシィス）】がこの秋にデビューし、注目を集めています。ディレクションするのは、グラフィックデザイナーとしても活躍する太田ティートベールアリサさん。ブランドを立ち上げた経緯やその想いを伺います。

––今回ブランドを立ち上げようと思ったきっかけは？

「シンプルでフェミニンなデザインとクオリティの高い日本国内の品質を組み合わせたいと感じたことがきっかけです。ドイツ人とのハーフの私にとって、ヨーロッパのデザインはとてもフェミニンでセクシー。このハイブリッドな感覚は私自身の存在を反映しているかもしれません」

––いつごろからブランドを作ろうと考えていましたか？

「かなり前から考えていたのですが、肌に直接触れるものは着心地が良く、シンプルで、女性として心地よく感じられるものであるべきだと思っていたので、簡単には進まず……。そんなときにのこり染と出会って、決意が固まったんです」

–-どんな出会いだったのでしょう？

「のこり染の存在は以前から知っていたのですが、2020年の夏に岐阜県ののこり染を行なっている工場と出会う機会があり、その哲学と意味が自分の考えにフィットしました。そもそものこり染とは、食品や木材業界から廃棄される材料を染料として使用する染色方法のことです。日本食（主にブランドの色として使っている食材）は健康にいいので、肌にもいいはずです」

––制作過程で一番苦労した点はどんなところですか？

「生地作りです。原料、糸、編み、染色などいろいろなことが複雑に関係しあって生地が成り立っているので、理想の形に仕上げるまでとても苦労しました。これからもより良くしていくために改良を重ねていくつもりです。もう一つは、サステナビリティについて。100%にするというのはとても難しいことですが、少しでも近づけるように努力していきます」

––ブランドを通して、女性たちにどんな想いを届けたいですか？

「女性らしく、人生を楽しく、そして自然環境に対する意識を高く。自分を責めすぎず、自分らしく楽しみましょう！」

そんなアリサさんの想いがぎゅっと詰まったデビューアイテムを早速チェックしていきます。

ナチュラルな気分にマッチする2型のブラ

華奢なデザインが女性らしいトライアングル型と安定感が期待できるスポーツブラの2型がラインナップ。ともに100％オーガニックスーピマコットンとニュージーランド産100％ウール素材を使用したタイプが登場。

あらゆるニーズに応える3型のショーツ

ショーツは、スマートなブラジリアンタイプからウエスト＆ヒップを優しく包み込むハイウエストタイプまで、好みでチョイスできるのがうれしい3型。すべてコットンとウール素材タイプがラインナップ。

ファインダー・アリサさんと日本の技術が詰まった【naensis】。肌に優しい素材と自然なのこり染カラーを身にまとえば、なんだか自分の気持ちに素直になれそうです。

※価格はすべて税込みです

Senior Writer：Hiroko Ishiwata