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【上野】没後最大規模の回顧展! 展覧会 岡本太郎@東京都美術館12月28日(水)まで

  • 2022.11.4
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上野の東京都美術館では展覧会 岡本太郎が12月28日(水)まで開催されています。 岡本太郎と言えば「芸術は爆発だ!」のインパクトあるコメントや日本万国博覧会(大阪万博)の「太陽の塔」のプロデユースで有名なアーティストです。

出典:リビング東京Web
過去最大規模の回顧展

最初期から晩年までの代表作・重要作を網羅し、没後開催された回顧展のなかで最大規模といえるスケールの大回顧展になります。会場入り口にはNHK「タローマン」のフォトスポットがあります。

出典:リビング東京Web

NHK「タローマン」フォトスポット

彫刻がお出迎え?!

展覧会場に入ると正面の彫刻の作品がまるで来場者をお迎えしてくれているような?印象を受けました。天井の照明は宇宙空間で生命が生まれる瞬間を表した彫刻兼照明器具として制作された作品です。岡本太郎の世界感が広がっている空間です。

出典:リビング東京Web

上:《光る彫刻》1967年 川崎市岡本太郎美術館蔵※特別に許可を得て撮影しています。

彫刻の側に近寄ってみると頬杖をついているポーズの作品に親しみを感じてしまいました。

出典:リビング東京Web

手前:《若い夢》1974年 川崎市岡本太郎美術館蔵 Ⓒ岡本太郎記念現代芸術振興財団

B1の展示室は導線を設けず自由な雰囲気で作品が鑑賞できるような空間になっています。 壁のマスクの作品は、こんな時計が部屋にあるとお洒落かも?と想像しながら鑑賞していました。ユニークなデザインで唯一無二の作品という印象を受けました。

出典:リビング東京Web

《マスク》1970年川崎市岡本太郎美術館蔵《梵鐘・歓喜》 1965年 岡本太郎記念館

右手前の作品《森の掟》は「対極主義」の代表作と言われています。既成観念にとらわれない個性的な作品です。様々想像を掻き立てられる作品ですね。

出典:リビング東京Web

左:《にらめっこ》1978年 川崎市岡本太郎美術館蔵右:《森の掟》1950年 川崎市岡本太郎美術館蔵

パリ時代の岡本太郎

1929年、18歳の冬に家族とともにヨーロッパに渡った岡本太郎は約10年滞在していました。滞在中にピカソの作品の影響を受け、衝撃的な出会いを経て独自の表現を模索していきました。パリ大学で哲学や社会学のほか、マルセル・モースに師事して民族学を学び岡本芸術の土台が培われたようです。やがて太平洋戦争が始まり徴兵されていきます。

右手の作品《傷ましき腕》は、国際シュルレアリスム・パリ展に出品され、高く評価された作品です。芸術家としてパリで様々な刺激を受けていた頃の作品です。

出典:リビング東京Web

左:《空間》1934/54年 川崎市岡本太郎美術館蔵右:《傷ましき腕》1936/49年 川崎市岡本太郎美術館蔵

グッゲンハイム美術館から初期の代表作《露店》の初めての里帰り!日本での公開は、約40年ぶり!

色彩と作品のサイズから岡本太郎のエネルギッシュな感性が伝わってきそうです。 40年ぶりの里帰りの作品は必見です。

出典:リビング東京Web

《露店》1937/49年 ソロモン・R・グッゲンハイム美術館蔵(ニューヨーク) 1983年作家より寄贈

岡本太郎はパブリックアートから生活用品まで様々な物をデザインしています。 こちらの展示室は、お洒落なデザイナーズインテリアショップのような雰囲気がしますね。赤色の椅子からはパワーがみなぎるような印象を受けます。

出典:リビング東京Web

展示風景

奥の壁側にはメキシコのホテルのために制作された幅30mの巨大な壁画が展示されています。長らく所在が不明となっていましたが2003年に発見され、修復を経て2008年に渋谷駅に設置されました。本展では幅約11mの下絵が展示されています。大阪万博のテーマ館として建てられた太陽の塔は実際の高さは70m。会場では1/50の作品が展示されています。

出典:リビング東京Web

奥:《明日の神話》1968年 川崎市岡本太郎美術館蔵 手前:《太陽の塔》(1/50)

展示室の通路には「太陽の塔」のフォトスポットがありますのでこちらも見逃せません。

出典:リビング東京Web
ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは岡本太郎の作品の絵葉書も数多く販売されています。

出典:リビング東京Web

岡本太郎の代表作、太陽の塔をモチーフにしたオリジナルグッズも様々販売されています。 ユニークなデザインですね。

出典:リビング東京Web

「展覧会 岡本太郎」展では、絵画、立体、パブリックアートから生活用品まで、強烈なインパクトのある作品も展示されており、岡本芸術と人間・岡本太郎の全貌が体感できる展覧会です。

美術展の展覧会ですが、岡本太郎のアトリエやモダンアートなインテリアショールームを訪れたような雰囲気の空間展示スペースやフォトスペースもあり芸術家として多才な岡本太郎の魅力に触れながら鑑賞していく体感型の展覧会です。

展覧会 岡本太郎 東京都美術館 https://taro2022.jp 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 12月28日(水)まで TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル) 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) 休室日 月曜日 金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで) 一般 1,900円 / 大学生・専門学校生 1,300円 / 65歳以上 1,400円 JR上野駅「公園口」より徒歩7分 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分 京成電鉄京成上野駅より徒歩10分 ※駐車場がないため車でのご来館の際はご注意ください

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