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“自然を科学する”ハーバルスキンケアのパイオニア、「ノエビア」の取り組み

  • 2022.10.25
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その歴史を1978年まで遡るノエビアは、日本が世界に誇る国産ハーバルスキンケアのパイオニアだ。当時ドイツを含むヨーロッパ各国で古くから伝承され、生活に根付いていた植物療法にいち早く着目し、日本ではまだまだ研究開発がなされていなかった化粧品への応用を実施。そこで誕生した化粧品「ノエビア80」は、当時美に敏感だった日本女性たちの間で瞬く間に広まり、ブランドは美容史上にその名を刻んだ。そこで、現在薬草の産地・滋賀県の研究所と、新たに北海道に開設された“北海道暑寒別岳パイロットファーム”をはじめとした美の拠点から、世界中の女性たちの美を育む同ブランドの歴史と最新の取り組みについて、PRの深尾美澄氏にお話を伺った。

ドイツ「黒い森」の植物研究から始まった、植物の恵みを取り入れた化粧品

——昨今のクリーンビューティームーブメントの中で、消費者の環境保護意識の高まりや肌への安全志向も相まって、ノエビアはブランド創設以来常に注目を集めています。まずはブランド設立の経緯を教えてください。

「ノエビア」誕生の背景には、すべての人の素肌を健康的で美しく輝かせるため、もっと安心で安全な化粧品を、という想いがあります。ブランドが誕生した1970年代は、高度成長期と呼ばれた時代にあり、人々は直接肌につける化粧品に高い安全性を求めるようになっていました。そんな中、研究のため世界のさまざまな土地をリサーチし、出会ったのがドイツ南部に広がる黒い森「シュヴァルツヴァルト」でした。この地方に住む女性たちの肌は透きとおるように美しかったため、その秘密を探ったところ、現地の黒い森に息づくさまざまな植物のちからにあることをつきとめたのです。

ドイツ 黒い森
「ノエビア」の躍進の原動力となったドイツのシュヴァルツヴァルトの豊かな大自然。

シュヴァルツヴァルトは、薬草の宝庫として世界的にも認知されています。その森の植物に潜む美をもたらす計り知れないちからを日本の人たちにも届けたい、という想いから、それまでの化粧品研究をベースに、当時としては珍しい植物成分を配合した化粧品の開発をスタートさせました。以降ノエビアは、創業以来培った独自の植物研究と、最先端テクノロジーの融合により、年齢や季節、環境の変化によって揺らぐことのない真の美しさを追求した製品を提供しています。

——化粧品と環境という視点からブランド独自でどのような取り組みをしていますか?また、その取り組みを始めようと思ったきっかけは何でしょうか?

原材料の安心安全志向や、環境問題など企業の社会貢献に対する関心の高まりを受け、2005年に北海道に自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」を開設しました。ここでは有機JAS認証を取得し、環境に配慮しながらより安全で高品質な植物の栽培を目指しています。

ノエビア
厳しい自然環境の中に位置する北海道暑寒別岳パイロットファーム全貌とその周辺環境。

ファームが位置する北海道の暑寒別岳連峰は、地形的にも寒さが厳しい場所です。その南側には、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約登録湿地認定を受けている雨竜沼湿原があり、湿地帯の植生なども観察できます。1年の約半分が雪に覆われる特殊な環境の中、亜寒帯系の植物や北海道でも特異なほど寒冷な気候条件の中で力強く生き抜く植物等、美しさを輝かせるちからの源の調査・研究を行っています。

——化粧品のブラントとしてはオリジナルな環境に対するユニークな取り組みはありますか?

2010年にアルピニストの野口健さんと一緒に未来の自然環境を考えるため、「ノエビア グリーン基金」を立ち上げました。この基金を通じて、ヒマラヤの子供たちのために学校を作ると同時に、その周辺に植林を行って緑を再生するプロジェクト「ヒマラヤに学校をつくろうプロジェクト」と「ヒマラヤに森をつくろうプロジェクト」に寄付を行っています。「ノエビア」は、この基金を通じて、スキンケア商品の販売実績の一部を寄付する取り組みを12年にわたって続けており、2022年夏のスキンケアフェアでは、736,086円を寄付致しました。

ノエビア
「ノエビア グリーンリサイクル」を通じ、(左)リサイクル前の全国から送られてきた容器。(右)リサイクル後のプラスチックの様子。リサイクル工場にてRPF(固形燃料)化した燃料等に生まれ変わる。

また、「ノエビア グリーンリサイクル」として、お客さまのご協力のもと、全国の販売店とともに使用済み容器のリサイクル活動を行なっています。回収した使用済み容器は、RPF(固形燃料)化した燃料などに生まれ変わります。取り組み開始から約12年が経過しましたが、2022年6月末の時点で合計約124トンの容器を回収しリサイクルすることができました。

横山正美

ビューティエディター/ライター/翻訳。「流行通信」の美容編集を経てフリーに。外資系化粧品会社の翻訳を手がける傍ら、「VOGUE JAPAN」等でビューティー記事や海外セレブリティの社会問題への取り組みに関するインタビュー記事等を執筆中。

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