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髪を守るつもりが逆効果!?  トリートメントの間違った使い方

  • 2015.10.31
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健康で美しい髪を作るために行うトリートメント。でも、やり方を間違えると、毛穴詰まりをおこして逆に髪と頭皮にダメージを与えてしまうことに。

(c) one - Fotolia.com

せっかくヘアケアをするなら、しっかり効果を引き出したいもの。普段何気なくやってしまいがちなトリートメントの間違った使い方をチェックしておきましょう。

■トリートメントをつける順番に注意

ほとんどの場合、トリートメントを使うのはお風呂で髪を洗うとき。髪の内部に成分を浸透させ、ダメージを補修してくれるトリートメントですが、ただつければいいというわけではありません。

つける順番を間違えると、有効成分をきちんと働かせることができないので注意が必要です。

トリートメントの基本的な使い方は、シャンプーの後。リンスやコンディショナーを併用する場合は、トリートメントの後に使いましょう。

リンスは、髪をコーティングして外部からの刺激を受けにくくしたり、髪のすべりを良くしたりするものです。表面がコーティングされた状態で髪にトリートメントをつけても、成分を内部まで浸透させることができないのです。

また、毛先などとくにダメージが気になる部分は、シャンプー前に軽くトリートメントをつけるのもおすすめです。髪に水分を含んでいない分、トリートメントの浸透力が高まり、痛んだ部分を集中的に修復してくれるといわれています。

■トリートメント前にはタオルドライを

シャンプーの後、髪がびしょ濡れ状態のままトリートメントをつけていませんか?

髪がびしょびしょに濡れたままでは、トリートメントをつけても薄まってしまい、有効成分の効果も弱くなってしまいます。

シャンプーをしたら、トリートメントをつける前に一度タオルドライを。髪の水分をきちんと拭き取ってからトリートメントをつけるようにしてください。

■頭皮までベッタリ&すすぎ残しはNG

髪に効果がありそうだからと、トリートメントの量が多すぎるのは逆効果。

とくに頭皮にまでベッタリとつけると、トリートメントに含まれる油分が毛穴を詰まらせ、炎症やフケの原因になってしまいます。さらに詰まった毛穴が髪の成長を妨げ、髪が細く、抜けやすくなってしまうことも。

トリートメントを使うときは、頭皮に付着しないよう、髪の根元から1~2cmほど離してつけるように心がけて。また、すすぎ残しがあると、毛穴詰まりのほか髪の日焼けや変色の原因になることもあるので気をつけましょう。

■長時間の放置は逆効果

トリートメントは、髪に長い時間つけているほど効果がありそうな気がするもの。でもじつは、放置時間と浸透力はあまり関係がないのだとか。

そればかりか、髪につけて放置するほど余計な油分が頭皮に付着してしまい、かえってダメージを引き起こしてしまうことも。

トリートメントの時間は5分までを目安に、あまり長時間放置しすぎないようにしましょう。

ヘアケアのためのトリートメントが髪にダメージを与えてしまっては本末転倒です。美しいツヤ髪を作るために、正しいトリートメントの使い方をマスターしておきましょう。

(加藤 朋実)

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