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置くだけで食卓に新鮮さをもたらす!今取り入れたいお洒落な器

  • 2022.10.19
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毎日の料理をこだわりのある器で楽しみたい方におすすめなのが、日用品ブランド「KIKIME(キキメ)」の脚付きの器です。高さがあることで華やかになるだけではなく、ほかの器と重ねて使えるのでスペースを有効に使え、立体感のあるテーブルコーディネートが完成。いつもの食卓がちょっと特別に変わります。

日常に驚きや楽しみを与えてくれる日用品

「KIKIME(キキメ)」は、生活雑貨の企画・開発やデザインなどを手掛けてきたA LOT OFが立ち上げたオリジナルブランド。日本各地の伝統工芸を掛け合わせながら、現代的なデザインと機能性をもった器を展開しています。どれも、ほかではなかなか目にすることがなく、驚きと楽しみを与えてくれるようなアイテムです。

今回は、食卓をちょっと豪華に見せてくれる、脚付きの器を2種ご紹介します。

温かみのある焼き物に脚が付いた「koudai」シリーズ

少し深さのあるプレートに、安定感のある脚が付いた器。こちらは、日本三大焼き物に数えられる美濃焼でできた「koudai」シリーズの一品です。

やわらかな色合いや質感には温かみが感じられ、自然と手を伸ばしたくなる雰囲気。そこに脚が加わっていて、まるでケーキスタンドのように華やか。さらに、縁に波のような鎬(しのぎ)があることで、陰影が奥深い表情を見せてくれます。

高さがある器があれば、テーブルを広く使えるように

変わった形をした器ですが、それにはこんな誕生秘話が。
最近は在宅ワークが定着し、デスクと兼用の小さめのテーブルで食事をとっているという方も増えています。その場合、たくさんの器を並べたくても、スペースに余裕がないことも。そこで、テーブルを横にではなく、「縦に広げる」というアイデアを起点にした器作りが始まりました。

そこでヒントになったのが、お椀などの底にある「高台」です。明治時代までの日本では、一人分の食事が御膳に盛られていました。決して広くはない御膳の上で活用されたのが、高台の器です。底に凸状や凹状の部分があることで器が持ちやすくなるのはもちろんですが、KIKIMEはそこから、テーブルを平面でなくレイヤーの重なりとして考えるという発想に行き着きました。

そして生まれたのが、脚を付けたkoudaiシリーズ。その脚を直線的にすることで、下に別の器を重ねて置ける空間を作り、テーブルが広くなくてもたくさんの器を置くことを可能にしています。

シリーズには、食べ物を盛る部分が平になったプレートと、お椀のようなボウルの2種があります。シリーズ同士がバランスよくに重ねられるよう設計されているので、複数揃えて並べるのもおすすめです。テーブルに立体感や奥行きが出て、特別感が増します。

カラーはベーシックかつモダンな「白灰黒」の3色と、珍しい色味のグリーンやイエローなどの「彩り」の3色展開。組み合わせ方でシックにも、にぎやかな雰囲気にもなります。

koudai
プレートS 白灰黒3色/彩り3色 各2,970円(税込)
プレートL 白灰黒3色/彩り3色 各3,630円(税込)
プレートボウル 白灰黒3色/彩り3色 各2,970円(税込)

職人の高度な技術によって生まれる独特の形

「脚付き」と簡単にお伝えしていますが、焼き物に高さのある脚を付けるのは、実はとても難しいことなのだそう。例えばkoudaiのプレートの形は、下に空間を作るために直径をできるかぎり小さくしているので、焼き上がる際に重みで脚がゆがんでしまったり、プレートが垂れ下がってしまったり。そのため、型に入れる段階では垂れることを計算した形で作り、最終的な焼き上がりは平らになるような手法が取られています。

シリーズの器の底を見てみると、脚は完璧な正円ではないことなど、わずかなゆらぎのある形状だと気付くはず。職人さんたちによる手作業ならではのアイテムとなっています。

ボードと脚で異なる木の表情を楽しみたい「ozen」シリーズ

続いては、木のトレーに脚が付いたような「ozen」。ボード部分には家具にも用いられる天然無垢材のウォールナットまたはけやきが使われていて、木目の豊かな表情や、使い込むほどに少しずつ変化していく色合いを楽しむことができます。

もうひとつ注目していただきたいのが、脚の模様です。真横から見ると、美しいストライプが目に飛び込んできます。
こちらは、北海道でシナ材と再生紙を重ねて作られるペーパーウッドでできたもの。塗装などで色付けしたものではないので、長く使っても色が剥げてしまうことはありません。

立った状態で上から料理を眺めたときには気付きにくい点ですが、席について横から見たときにこれがちょっとしたサプライズに。ホームパーティーなどをしたとき、食卓に繊細な彩りを添えてくれます。

単体でも重ねても。食事以外のシーンでもポイントになる

ozenシリーズにはS・Lサイズがあり、SサイズはLサイズの下にバランスよく収まる大きさなので、写真のように2つを重ねて使うこともできます。もちろん、Lの上に小さいSをのせた2段で楽しんでも。
普段使いには和菓子をのせて、年末年始にはおせち料理を並べて、といった使い方をしてみてはいかがでしょうか。

食事以外でもしまいこまずにテーブルに出しておき、旬の果物や小さな花瓶を置いてディスプレイコーナーにするのも素敵です。

ozen ウッドボード
S 8,800円(税込)
L 11,000円(税込)

見た目だけではなく、使いやすさにもこだわった作り

ozenは、板前が握りたての寿司をのせる寿司下駄をベースに作られたものですが、和食に限定されないモダンなデザイン。角のとれたなめらかな形状は、小田原の職人が一つひとつ丁寧に仕上げているものです。

さらに、ボードには縁取りがあり、料理のドレッシングや醤油などがこぼれにくい作り。食品衛生法に合格しているウレタン樹脂を吹きかけてあり、色やにおいが移りにくいという特徴もあり、気負わずに日常的に使用できる工夫が盛り込まれています。

組み合わせ方や重ね方で、毎日新鮮な食卓になる

koudaiもozenも、KIKIMEで販売されているほかの器に合わせやすいサイズに設計されています。もちろん、すでにご家庭にある器との組み合わせも自由自在。下に重ねたり、上に置いてみたり、そのときどきで配置のしかたを変えてみれば、いつも違った雰囲気の新鮮なテーブルコーディネートを楽しむことができます。

背伸びをしなくても日常を豊かにできる。「ちょうどいい」器

ご紹介した2種のシリーズなどの器は、KIKIMEの公式オンラインショップにて購入可能です。ショッピングモールなどでポップアップショップが開かれることもあり、その予定はInstagramで告知されています。

以前行われていたポップアップショップにお邪魔してみると、一つひとつの器のデザインや作りのこだわりや、できあがるまでの道のりなど、スタッフの方からたくさんのお話を伺うことができました。

そこで、KIKIMEのサイトに掲げられている「妥協はしたくないけど、背伸びもしない。」の言葉に通じる想いを伺いました。
「器には、比較的安価に手に入る量産のものと、貴重で非常に高価な作家さんのものがあり、どんどん二分化されているように思います。KIKIMEが作ろうとしているのは、そのどちらでもない器。日本各地ですばらしいものを作る方たちと信頼関係を築き、これまでにない用途や色・デザインを提案し、協力しあって、人の暮らしを豊かにできるものをお届けしていきたいです」

ベーシックで引っ掛かりのないものではちょっとつまらない。けれども、作家さんの一点ものにはなかなか手が出せない、手に入っても貴重だからと気軽に使えず、置き物のようになってしまうという方も多いのではないでしょうか。KIKIMEの器はそんな方たちも納得できるこだわりが感じられ、日常的に使うことができる、「ちょうどいい」アイテムとなっています。

サイトでも、一つひとつのアイテムの製造秘話などを知ることができます。ぜひチェックして、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?

writer / ゆりか photo / KIKIME

取材協力

KIKIME(キキメ)
https://www.kikime.tokyo/

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