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本命だったけどムリ…付き合ってから男性がドン引きする「女性の特徴」

  • 2022.10.13
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現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ドラマみたいな出会いを経てハイスペック彼と交際中の24歳女性。いつものように濃厚デートを楽しむが、彼から突然別れを切り出されて…。三松先生が指摘する、彼女の問題点とは?

早紀(24)うまくいってたハズの彼から急に「冷めた」って。それって教養レスなせいかもじゃん

【レスなひとびと】vol. 179

カフェ店員の早紀には、3つ上の彼氏がいる。カフェが入っている高層ビルの25階で働くリンジ。ネイビーのスーツとブラックコーヒーがよく似合う自慢の彼氏。

出会いはドラマみたいだった。「よくお店にくるあの人、かっこいいよね〜!」とお店のみんなでウワサしていたら、ある日、彼が早紀にコッソリ連絡先を渡してきたのだ。

リンジは早紀に一目ぼれだと言う。どストライクのタイプだって。毎日ちゃんとメイクして出勤しておいてよかった!

付き合って3か月の今日は、リンジと代々木公園でピクニックデート。ミニスカート&ふわふわニットのコーデと、ロングの花柄ワンピースとで迷って、リンジにLINE。

「今日のデートの服、どっちがいいかなあ?」

「どっちもかわいい。でも今日は寝転がったりするだろうから、ロングワンピのほうがいいんじゃない?」

「うーん、でもミニのほうが可愛くない? やっぱミニにしよ」

結局、ミニのコーデで代々木公園へ。

スタバで秋限定のマロンのフラペチーノとホットティー、根菜サラダラップとマドレーヌを買って、持ってきたレジャーシートの上でおしゃべり。

「紅茶にマドレーヌひたして食べてみようかな」

と言い出すリンジ。

「えっ何言ってんの! ばーか! やめなよ、おいしくないよ」

と言って笑った。

時々ちょっとよくわからない冗談も言うけれど、それを差し引いてもリンジはかっこよくてやさしい。寝転がるときは、スカートが短いのを心配して、自分が着ていたジャケットをかけてくれたし。

少し寒くなってきたので、リンジのマンションへ。

後ろから抱きつかれて、夕寝。でもまだ眠くなくて、スマホをいじいじ。ふと画面に映った二人がいい感じで、寝ている光景。自撮りしとこう。幸せすぎる自分を自慢したくなる。

「ハダカのイケメンに抱きしめられているアタシ、いい感じ」

と思って、インスタのストーリーに勢い余って投稿。

すると、後ろでリンジがモゾモゾ。リンジがスマホを見ていたのだ。はぁ、と大きなため息が聞こえて、腕がほどかれる。

「やっぱり早紀といると疲れるわ。ありえないことするね。ずっと思ってたけど。今日で終わり」

え? なんで? なんで?

わたしたち、うまくいってるよね?

【三松さんからのコメント】

せっかくお互い一目ぼれという運命的な出会いを果たしたにもかかわらず、もったいない。早紀さんが気づいていないだけで、リンジさんをけっこううんざりさせてしまっていたんです。

洋服はTPOをふまえるべきだし、紅茶とマドレーヌはプルーストの『失われた時を求めて』やフランス人の習慣の話をしていたのかもしれません。そしてSNSに無許可で恋人のハダカを乗せるのは100%マナー違反。

一つひとつは小さいことですが、積み重なった時のストレスは相当だったでしょう。

「これがずっと続くとなるとしんどいな」と別れを切り出されるのもうなずけます。

いくら惹かれあっても、教養や常識感の差が大きすぎると長く一緒にはいられない。

教養とは、相手の気持ちを想像する力も含まれる。知らないことがあったとしても、相手の発言の意図をたずねるなどすれば、歩み寄っていけるはず。今の時代、わかんないことはスマホくんが秒で答えてくれるしね。

相手に追いつきたくて、本を読んだり、ニュースを深読みしたりする原動力が湧くとなおさらいいです。NewsPicsにコメント入れたくなったりして。

「教養」と聞いてドキッとしたみなさん。読書の秋、まず腰を据えて本や漫画を読み、いろいろな登場人物の気持ちに思いを馳せるのはいかがでしょう。

「お勉強苦手でも、賢い彼ができたら彼のステージに合わせるようギアチェンジすればよし。恋の効果はおそるべし。学習意欲を目覚めさせてくれる」

三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。

©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages

文・三松真由美

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