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はじめる動画。台湾の味・魯肉飯を自宅で手軽に挑戦

  • 2022.10.13
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魯肉飯の盛り付け

きっかけは、“台湾の味が食べたい”という思い

日本に住み始めて5年になるという台湾出身のウーちゃん。コロナの影響で帰国することが難しくなった2年前。故郷の味が恋しくなり料理を始めたという。

「実は、台湾にいたときは、外食の方が便利なのでほとんど料理はしていませんでした。帰国できない状況が続く中、魯肉飯がどうしても食べたくなったんです。日本にある台湾料理屋を巡ってみたのですが、地元で食べていた味には出合えず、最終的に自分で作ってみようと日本で売っている調味料を使って試行錯誤しながら、やっと納得いくものができました」と話す。

魯肉飯は、日本のラーメン?

「台湾で“魯肉飯”は、日本でいう“ラーメン”のような存在。店ごとに味が全然違うし、アレンジもできる自由な料理。絶対にこの味!という正解もなく、お客さんが好みの店を探していく食べ物なので、ラーメンに似ていると思いました」

〈台湾屋台WOO〉ウ・ファンユーさん

手軽に作れるウーちゃんの魯肉飯レシピ

【材料(4人分)】

・豚バラ肉(ブロック) 500g
・フライドエシャロット 20g *なければフライドオニオン
・三温糖 45g
・醤油 80ml
・日本酒 80ml
・水 400ml
・ホール八角 2-3個
・カレーリーフ 2枚
・ホール花椒 10個
・ホールシナモン 1個
・五香粉 小さじ1
・にんにく 2片
・パクチー 適量 *苦手であれば小ネギなどで代用可
・卵 4個

魯肉飯の材料

【作り方】

豚バラ肉を切る様子
①豚バラ肉を約1cmくらいのサイズにぶつ切りにする。 〈ポイント〉脂身が苦手な方は赤身が多いものでもOK。
豚肉とフライドエシャロットを炒める様子
②豚肉を強火で炒める。しばらくして、肉全体が白くなったら、フライドエシャロットを投入。エシャロットの香りが立ってきたら三温糖を入れ混ぜる。 〈ポイント〉三温糖を早めに入れることで、肉にしっかりと味がつく。
豚肉が入っている鍋に調味料を入れる様子
③豚肉が柔らかくなったら中火に。調味料(醤油、日本酒、水)を入れる。 〈ポイント〉「今回は、豚肉500gに対して水400mlにしていますが、濃い味付けにしたい場合は水の量を減らしてください」(ウーちゃん)
鍋にスパイスなどを入れる様子
④鍋が沸騰したら、お茶・だしパックにまとめた花椒と八角、リーフ、シナモン、五香粉、にんにくを順に入れる。 〈ポイント〉花椒と八角は、お茶・だしパックに入れることで、最後に取り出しやすい。
魯肉飯を鍋で煮込む様子
⑤30分〜1時間ほど、焦げ付かないように様子をみながら煮込む。とろみが出てきたら、火を止める。シナモン、ローレル、花椒、八角を取り除く。 〈ポイント〉火を止める前に、肉の柔らかさもチェック。
魯肉飯の盛り付け
⑥味付け半熟卵とパクチー(なければ小ネギ)を盛り付ければ完成。 〈ポイント〉「盛り付けの半熟卵は、沸騰したお湯に6分30秒入れればちょうどいい硬さになります。私は八角、みりん、水、醤油、紅茶を合わせた調味液に浸けてます。一晩くらい寝かせると良い染み込み具合に。もちろん、茹で卵でも出来ます」(ウーちゃん)

「何度も作ってきて、ようやく最近、台湾で食べていた味に近づけることができました。特に大変だったのは、台湾の甘い醤油の再現。友達に『デザートでも作るの⁉︎』と驚かれるくらい、大量に砂糖を使います。甘さを引き立たせるために砂糖の分量を調節するのは難しかったです。そして、より本場の味にしたいなら、濃い味付けや脂っぽい豚肉を選ぶのがおすすめです」

profile

ウ・ファンユー

台湾・台北出身、東京在住5年目。幼少期より父親から台湾家庭料理を学ぶ。来日後「食のホームシック」のため、料理の道へ進む。現在は東京を拠点にポップアップレストラン〈台湾屋台Woo〉を開催しながら、台湾フードの新たな味わいや楽しみ方「ウーちゃん飯」を提案している。

Instagram:@lesleywwu

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