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【現地取材】鎌田CL初ゴール直後に圧巻2得点も…謙虚すぎるソン・フンミン「特に何もしていない」

  • 2022.10.13
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トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン(30)が、CL2得点の活躍もチームメイトを称賛した。

ソン・フンミンは10月13日(日本時間)、本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループD第4節のフランクフルト戦で先発出場し、2ゴールを記録してチームを3-2の勝利に導いた。

自身は後半40分にブラジル代表FWルーカス・モウラ(30)との交代でベンチに下がった。フランクフルトでは日本代表MF鎌田大地(26)と元日本代表MF長谷部誠(38)が出場していた。

前半14分に鎌田のCL初ゴールでフランクフルトの先制を許したトッテナムだが、その5分後、イングランド代表FWハリー・ケイン(29)のスルーパスに抜け出したソン・フンミンがGKとの1対1を制し、すぐに同点に追いついた。

また、ケインのPK成功で逆転した後の同36分には、デンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルク(27)の上げたクロスを左足のボレーシュートでネットに突き刺し、幻想的な自身2点目をマークした。

ソン・フンミン「僕たちがもっと良い試合をした」

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたソン・フンミンは、ボレーによる得点シーンについて次のように振り返った。

「パスがとても素晴らしかった。僕自身は特に何もしていない。ホイビュルクが短い瞬間にも顔を上げて、僕と目が合った。あのゴールはホイビュルクのおかげだ」

トッテナムを指揮するアントニオ・コンテ監督は、この試合で3-4-3のフォーメーションを採用した。

「実際、3-4-3で昨季はゴールをたくさん決めた。今季はフォーメーションと関連して色んな話が出ているが、僕はあまり心配していない」というソン・フンミンは、「チャンスは生み出さなければならない。今日はディテールの部分も上手く行った。ポジティブな部分は長所にしなければならないが、課題も見えたので直していかなければならない」と強調した。

(写真=現地通信員撮影)フランクフルト戦後、取材に応じるソン・フンミン

ソン・フンミンは後半14分、相手DFトゥタ(23)の退場を誘発し、トッテナムに数的優位をもたらした。ただ、それでも終盤に失点して1点差に迫られてしまった。

「良いレッスンだ。3-2で試合が終わるスコアではなかった。僕たちがもっと良い試合をしていた。冷静に不公平な結果だが、これがサッカーだ。もっとしっかりしたチームにならなければならない」とソン・フンミンは前を向いた。

今季はミッドウィークと週末開催の試合を繰り返している。先発出場が続くソン・フンミンにとって負担のかかる過密日程だ。

それでも「毎シーズン同じだ」と言い切ったソン・フンミンは、「僕は幼い頃からサッカー選手になることが夢だったし、それが現実になった。きつくないと言えば嘘になるが、僕はこれをするために生まれてきた。大変ではあるが、サッカーをしているときが一番幸せなんだ。こんなチャンスは誰にでも来るわけではない。厳しい日程なのは事実だが、こんな状況も僕の夢にあった。一人の人間として学んでいる。毎日に感謝している」と、過密日程をポジティブに捉えていることを伝えた。

なお、トッテナムは次戦、来る16日にホームで行われるプレミアリーグ第11節エバートン戦を予定している。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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