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レモンの酸味が効いた、爽やかな"サルティンボッカのブルスケッタ"

  • 2022.10.11
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ローマの郷土料理“サルティンボッカ”をオープンサンドにアレンジ。バターソースを添えて、おしゃれなブルスケッタ仕立てに。重ねるだけでは終わらない、ガストロノミックな“肉サンド”秘蔵レシピ第3弾。東京・神楽坂にある大人気のビストロ「BOLT(ボルト)」のオーナーシェフの仲田高広さんが指南します。

レモンの酸味が効いた、爽やかな"サルティンボッカのブルスケッタ"

■“サルティンボッカのブルスケッタ”のつくり方

“サルティンボッカ”といえば、ローマっ子御用達の肉料理。仔牛肉、セージ、生ハムでつくるのが本場流だが、ここでは日本でより手に入りやすく、肉質の柔らかさが似ている豚ヒレ肉で代用。レモンの酸味をきかせた爽やかなバターソースが、さっぱりとキレのあるおいしさを引き立てる。

強力粉で具材同士をしっかり接着する
肉の旨味、生ハムの塩気、セージの香りの一体感が命。グルテンの働きが強く出る強力粉を打ち粉に使い、しっかり接着を。


◇材料 (2人分)

豚フィレ肉:100g
セージ:2枚
生ハム:20g
カンパーニュ:2枚(1.5cm厚さ)
強力粉:適量
塩:少々
A :
・ ピュアオリーブオイル:大さじ1
・ バター:大さじ1(塩分不使用)
B :
・ 白ワイン:大さじ2
・ 鶏ガラスープの素:小さじ1/3(顆粒)
・ レモン汁:1/8個分
・ バター:大さじ1(塩分不使用)
バター:小さじ2(塩分不使用)
黒胡椒:適量


(1)豚肉の下味
豚肉の両面に塩をふり、強力粉をはたく。

豚肉の下味
豚肉の下味

(2)生ハムで巻く
①の片面にセージをのせ、生ハムで全体を包むようにくるりと巻き、巻き終わった後も強力粉を振る。2回に分けて粉を打つことで生ハムがはがれにくくなる。

生ハムで巻く
生ハムで巻く
生ハムで巻く
生ハムで巻く
生ハムで巻く
生ハムで巻く

(3)豚肉を焼く
フライパンにA、②を入れて強めの中火にかけ、バターが溶け始めたら火を弱め、スプーンで肉に油をかけながら揚げ焼きにする。裏も返して同じように焼いたら肉を取り出し、温かい所に置いて休ませる。焼き時間は4分半~5分ほどを目安に。焦がさないように注意しながらほどよい焼き色をキープする。

(4)ソースをつくる
③の鍋底の油を捨て、Bの白ワインを入れて火にかけ、煮立ててアルコールをとばす。残りの材料も加え、揺すりながら乳化させ、とろりとクリーミーな状態になったら火を止める。

(5)パンの下準備
カンパーニュを軽くトーストし、片面にバターを塗り、黒胡椒をふる。

(6)仕上げる
③を1cm幅に切って⑤にのせ、器に盛って④のソースを回しかけたら完成。

完成
完成

――教える人

「「BOLT」オーナーシェフ仲田高広さん」

1981年生まれ。東京都出身。調理師学校卒業後、東京・銀座にあるフレンチの名店「マルディグラ」や、「レスプリミタニ」(閉店)で修業。その後フランスでの修業を経てオーストラリアへ。メルボルンのレストランやビストロなどで計6年間経験を積む。帰国後、東京・赤坂の居酒屋「まるしげ夢葉家」で修業し、2017年、居酒屋的感覚で自由にフレンチが楽しめる店「BOLT」を東京・神楽坂に開店。9席のカウンターは、毎晩食いしん坊の大人たちで満席だ。


店内
店内
外観
外観

◇店舗情報

「BOLT」
【住所】東京都新宿区箪笥町27 神楽坂佐藤ビル 1F
【電話番号】03‐5579‐8740
【営業時間】17:00~24:00(閉店)
【定休日】月曜、第2・4火曜
【アクセス】都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」より徒歩1分


文:堀越典子 撮影:海老原俊之

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