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結婚2年目で“モラハラ義母”と近居に… 「30代妻を襲った悲惨な義実家トラブル」【前編】

  • 2022.10.6
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遠く離れて暮らしていた義母と、何かのきっかけに近居が始まることもあります。そんな体験をした由香さん(仮名)は、モラハラ気質の義母が近くに引っ越しをしてきてから、ひどい目に遭い続けたそう。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、由香さんの壮絶なエピソードをご紹介します。

結婚2年目で義母が近居に… 義父の悪口を聞かされる毎日

30代の由香さん(仮名)は結婚2年目で、義父母が離婚したことをきっかけに義母との近居生活が始まることになりました。それまで義母とは年に数回だけ顔を合わせる程度の関係で、いわゆる“付かず離れず”の関係をキープできていたそうです。しかし近居をきっかけに、義母の存在が由香さんの悩みの種となってしまいます。

「義母は義父と離婚するまでは、浮気症の義父のことで頭がいっぱいで、とにかく早く離婚したがっていました。だから息子夫婦にはあまり干渉もなく、顔を合わせても、義父の悪口を延々と聞かされるような付き合いだったんです。ただ、当時から義母は言葉がキツく、悪口の言い方もモラハラっぽいところがあるなとは思っていたんですね。だから私とは性格が合わないと思い、あまり深入りしないように気をつけていたんです。

そして、義母が義父との離婚をきっかけに我が家から徒歩5分のところに引っ越してきてからは、義父への干渉がなくなった分だけ、今度は私たちの生活にも少しずつ干渉してくるようになってしまったんです」

近所に住むことで悪化した義母との関係

仕事はしておらず、引っ越してきたばかりで地域に友人もいなかった義母は、毎日のように息子夫婦の家に遊びにきては、由香さんを茶飲み友だちのように頼ってきたそう。由香さんから見ると、義母は離婚したばかりの義父の悪口を由香さんに言ってストレスを発散していたように見えたと言います。

そのうちに由香さんの掃除の仕方や料理の腕前についても口を出してくるようになり、だんだんと由香さんは義母の存在をうとましく感じるように。

そんな義母との付き合いにも疲れてきた由香さんは、ある日「公民館の集まりに顔を出して、知り合いを作ってはどうか」と義母に提案します。毎日暇を持て余していた義母もこれに賛成し、週に何度も公民館のいろいろな講座に出掛けるようになったそうです。

しかしこれが、由香さんを苦しめる発端に。このあと、想像もしなかった展開が待ち受けていました。

何かの出来事をきっかけに、これまで離れて暮らしていた義実家と住まいが近くなることもあります。離れていたときには、なんとかいい関係を保てていても、生活圏が近くなることで関係が悪くなってしまうこともあるでしょう。

近居は同居に比べればプライバシーが守られるとは言っても、義母の性格によっては、近居でも妻が対処しきれない問題が生じることも考えられます。同居同様に、義実家との近居は慎重に判断するに越したことはありません。

©skynesher/deepblue4you/gettyimages

文・並木まき

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