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ライジング韓国スター、チェ・ヒョヌクが明かす理想の俳優像「同じ俳優だとわからないように演じたい」

  • 2022.10.6
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「ラケット少年団」のバドミントン部で中学3年生のナ・ウチャン役や、「二十五、二十一」でフェンシング金メダリストのスター選手を一途に愛する“7組のイケメン”ことムン・ジウン役で、韓国ではもちろん、日本でも人気を呼んだ俳優チェ・ヒョヌク。

【写真を見る】足が長い!181cmの長身でどんなポーズもキマる、チェ・ヒョヌク

学生役が多い彼は、2002年生まれで現在は20歳。2019年にウェブドラマ「リアル:タイム:ラブ」の主役でデビューを飾ると“LANケーブル彼氏(ネット上の彼氏)”と呼ばれ、一気に韓国女子の心を奪った。その後「復讐代行人~模範タクシー~」「ラケット少年団」とキャリアを重ね、注目度が上がるなかで出演したのが「二十五、二十一」だった。チェ・ヒョヌクが演じたムン・ジウン役はインフルエンサーでありファッショニスタの高校2年生。クラスメイトであるフェンシング金メダリストのコ・ユリム(ボナ)を見事に射止め、一途に愛する姿が魅力的なキャラクターだ。

「二十五、二十一」で、インフルエンサーでファッショニスタのムン・ジウンを演じ、数々の賞を受賞 [c]tvN
「二十五、二十一」で、インフルエンサーでファッショニスタのムン・ジウンを演じ、数々の賞を受賞 [c]tvN

MOVIE WALKER PRESSでは、日本のファンクラブもでき、ファンミーティングのために来日した彼にインタビューを慣行。日本での人気や、いままで演じてきた役柄について、また今後についても大いに語ってもらった。

「期待されるとさらに応えたくなるし、プレッシャーを感じることもあります」

2021年SBS演技大賞では新人演技賞、チーム部門助演賞を獲得、2022年BRAND CUSTOMER LOYALTY AWARDSでは最も影響力のある男性新人俳優に選ばれるなど、受賞歴も華々しい。期待値や注目度が上がっていることについて尋ねると、「とてもうれしくてありがたいことだけど、決してうれしさだけではないです。賞をいただいたり期待されたりすると、さらに応えたくなるし、上手くやらなくては…というプレッシャーを感じることもあります」と、いまの状況に浮かれず、冷静に受け止めている答えが返ってきた。そして「そういうプレッシャーに打ち勝って、さらに前進していかなくちゃいけない、と感じますね」と気概を見せた。

コ・ユリムへ一途な愛を注ぐ姿に、多くの視聴者が魅了された「二十五、二十一」 (C)tvN
コ・ユリムへ一途な愛を注ぐ姿に、多くの視聴者が魅了された「二十五、二十一」 (C)tvN

様々な役を演じるなかで、普段の生活に役柄が引きずられるタイプ、うまく切り替えられるタイプの俳優がいると言われるが、彼の場合は、「仕事では引きずらないほう」とのこと。だが「プライベートでは撮影が終わって一定期間は、演じたキャラクターの口調や行動など、全体のフレームは(自分のなかに)残っているようです。だから、次の役に出会った時は、また新たにその役柄に入り込もうと努力するほうですね」と、自分を見失わない努力をしているんだそう。そして「これは実際に重要なことだと思います」と付け加えた。

いままでの役柄で自分に近かったのは、「二十五、二十一」のジウンだそう。「それぞれ演じてきたキャラクターごとに似ているところがあるし、違う部分は近づけるように努力しています。そのなかでもジウンは、僕と似ている部分がほかの役より少し多かったかな」と振り返った。

【写真を見る】足が長い!181cmの長身でどんなポーズもキマる、チェ・ヒョヌク 撮影/河内彩
【写真を見る】足が長い!181cmの長身でどんなポーズもキマる、チェ・ヒョヌク 撮影/河内彩

余談だが、インタビューを始める際、「わたしはチェ・ヒョヌクです。よろしくお願いします」と日本語で挨拶をして、181cmの身長を折り曲げて深々と一礼する姿に、スタッフ一同、好感度は爆上がり。また、撮影時にはソファを移動させるスタッフを見て、すかさず飛んできて一緒にソファを持ち上げようとする気取らない姿も。素顔の彼も「二十五、二十一」のジウンのように“ルックスも中身もイケメン”だった。

どの役にも大切な思い出があって、すべての役に同じように愛情がある、と言う彼に「ヒョヌクさん自身が、実際に友達になりたいのは?」と聞いてみたところ、校内暴力の加害者生徒という役どころだった、「『模範タクシー』のスンテ以外のみんなです(笑)」と答えが返ってきた。「『ラケット少年団』のウチャンは平和主義で友達みんなと仲良くすることができるし、『二十五、二十一』のジウンは人々にエネルギーを与えることができるから」だそうだ。

地上波ドラマ初出演作「復讐代行人~模範タクシー~」では、校内暴力の加害者・パク・スンテを熱演 [c]MBC
地上波ドラマ初出演作「復讐代行人~模範タクシー~」では、校内暴力の加害者・パク・スンテを熱演 [c]MBC

「日本でファンミーティングを開催すると聞いた時は信じられなかったです」

現在の日本での人気については、「SNSを通じて、日本にもたくさんのファンの方々がいることを知りました。でも、ファンミーティングを開催すると聞いた時は信じられなかったです。僕にとって初めてのファンミーティングなので、より一層、一生懸命に準備をして最善を尽くさなくちゃ!と思いました。実感が湧かなかったんですけど、こうやって実際に日本に来て、皆さんに直接お会いするんだな、と考えたら、緊張してきました。でも、同じくらい楽しみで、早くお会いしたい気持ちでいっぱいです」と、ファンミーティングを控えたインタビュー時、日本のファンに会えるのを心待ちにしていた。

ファンミーティングは大成功!会場を埋め尽くした、熱狂的なファンたち 写真はチェ・ヒョヌク(@_choiiii__)公式Instagramのスクリーンショット
ファンミーティングは大成功!会場を埋め尽くした、熱狂的なファンたち 写真はチェ・ヒョヌク(@_choiiii__)公式Instagramのスクリーンショット

翌日に行われたファンミーティングでは、歌を披露したり、ゲームに全力で挑んだり、客席に降りて直接ファンからの質問を受けたり…と満点のファンサービスで、日本のファンをさらに夢中にさせた。日本以外にもフィリピンやインドネシアで人気があるようで、いつか各国のファンに会う機会があればありがたい、と期待をのぞかせていた。

「同じ俳優だとわからないように演じたい!」

「二十五、二十一」を好評のうちに終えた彼が選んだ次回作は「弱いヒーロー Class 1」というウェブドラマ。「台本が本当におもしろかったんです。後半を読みながら、感情移入して泣いてしまいました。とても没入できたし、以前からアクションが好きで、いつかやってみたいと思っていた」のが、この作品を選んだ理由だという。彼が演じるアン・スホという人物は、「本当に根気があって、そのエネルギー自体からパワーをもらえる」キャラクターなんだそう。

彼は小学生のころから高1まで野球にうちこみ、ケガで諦めるまではプロ野球選手が夢だった。その野球経験は今回のアクションに大いに役立ったとか。「エネルギーが役に立ちました!野球だけでなくスポーツは集中し続けなければならないんですが、アクションも一つのスポーツだと思うので、同じように気合いが重要だという点で、非常に役立ったように思います」と、経験はすべて無駄じゃない、と語った。

「鎖骨がセクシーですね!」と言うカメラマンの言葉に照れていたチェ・ヒョヌク 撮影/河内彩
「鎖骨がセクシーですね!」と言うカメラマンの言葉に照れていたチェ・ヒョヌク 撮影/河内彩

パク・ジフンやホンギョンとの共演も最高だったようで、「演技をしながら2人からエネルギーや眼差し、呼吸が伝わって、僕の最大値を引き出してくれました」と充実した撮影だったと語り、「いままでの作品すべてが記憶に残っていますが、やはり直近に撮影したこの作品が一番思い出深いです」と回想した。

この「弱いヒーロー Class 1」は11月にWavveオリジナルドラマとして配信され、釜山国際映画祭の招待作品にも選出された。日本でも観られる日が待ち遠しい。

「ラケット少年団」撮影時、彼は19歳だったが、中学生役を違和感無く演じた。 [c]SBS
「ラケット少年団」撮影時、彼は19歳だったが、中学生役を違和感無く演じた。 [c]SBS

現在20歳だが、「制服が似合ううちは、学生の役を演じたい」と言うチェ・ヒョヌク。もちろん、それと共に、ほかの役に出会えば演じてみたい、とのこと。そして「『二十五、二十一』のジウンを演じた時、髪型のせいもあるかもしれませんが、『ラケット少年団』のウチャンを演じた俳優だと気づかなかった方が想像以上にたくさんいたんです。それを聞いたときは本当に気分がよくて、もっと同じ俳優だとわからないように演じたい!と、さらに欲が出ました。そのような言葉を再び聞けるように、これからも自由に演技をしたいです」と、力強く今後の“俳優・チェ・ヒョヌク”の活躍を期待させる発言で締めくくった。

取材・文/鳥居美保

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