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結婚後、義母の近所に転居したら実母が「毒親」化…!絶望的に悲しくなった実母の言葉

  • 2022.10.6
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結婚後、子育ての効率化を考えて義実家の近くに引っ越したところ、実母の迷惑行為がはじまった。その理由とは……?
結婚後、子育ての効率化を考えて義実家の近くに引っ越したところ、実母の迷惑行為がはじまった。その理由とは……?

親子であっても別人格。お互いにそう思っていれば親子の間では大きくもめることはないのかもしれない。だが、親も子も人間。理屈と現実は一致しないのも確かだ。

結婚後、義母との距離が近づいて

「私と実母はごく普通の関係だったと思います。大学を卒業して3年後にひとり暮らしを始めました。そのときも実母は別に反対もしなかったし、私の部屋に来ることもほとんどなかった。ひとりの人間として認めてくれていると思っていました」

そういうのはマオさん(41歳)だ。30歳のころ2年つきあった同い年の男性と結婚したときも、母は喜んでくれた。

「私は一生、仕事を続けていくつもりだったので、妊娠してから、夫の実家近くに越したんです。実母は仕事をしていたから、『孫の面倒を見てなんて言わないでよね』と言っていた。

逆に義母は『私は子どもを3人産み育てたから、あの時代には仕事を続けられなかった。あなたは好きなように生きてね』と言ってくれた。だから夫の実家近くに行ったのに、そのあたりから実母の様子が変わっていったんです」

引っ越すと報告したときも、「私に相談もなしに、どうして向こうの家の近くに住むのよ」と怒り出した。現実を考えればいちばん効率的な方法でしょとマオさんが言うと、「私は面倒みないなんて言ってない」と言い始めたのだ。

「私が結婚してすぐ、父が亡くなったんですよ。弟が母と同居していましたが、ほとんど寝に帰ってくるだけで話し相手にもならないと母は愚痴っていました。寂しかったんでしょうね。それはわかるけど、こっちも初めての妊娠で不安だし、母は頼りにならないと思い込んでいたので……」

義母にそれとなく愚痴ると、「お母さんにもまめに連絡してあげてね」とニッコリしたという。

「それまでも義母の人柄には惹かれていました。いつどんなときも大きな笑顔を見せてくれる。干渉はしないけど相談すると的確な言葉が返ってくる。夫に『あなたと結婚していちばんよかったのは、お義母さんに出会えたこと』と言ったら苦笑いされましたけど、本当にそう思っていました」

32歳で息子を、34歳で娘を授かり、保育園に預けて共働きを継続させた。意外にも夫が子育てにはまり、育休までとってくれた。当然のように義母は、「いつでも連絡してね」ときちんと距離を保って応援しつづけてくれている。

ところが実母は、思いがけない行動に出る。

実母の迷惑行動

仕事に家庭に子育て。夫とふたりで試行錯誤しながら、自分たちの家庭を築いているマオさんを、義母は応援してくれたが、そんな状況をおもしろく思っていなかったのが実母だった。

「ある日、義母が『マオさん、私が何かあなたを傷つけるようなことを言っていたらごめんなさいね』と急に言い出したんです。義母には感謝しかありません。どうしてと聞いたら、義母は何も言わない。

もしかしたらと実母に連絡してみたら、『あんたは四方八方にいい顔をしたいタイプだから、本当は嫌いなあっちのお母さんにも無理していい顔してるんでしょ。私が言い訳しておいてあげたから』と。

再度、義母に聞いたら重い口を開いて、『マオは本当は私と話したくない、だけど子どものために我慢しているに違いないってお母さんが言ってたの』と。私は実母に激怒しましたよ」

すぐに実母に会いに行き、「私の幸せを壊さないで」と怒鳴ってしまったという。適度な距離をとれる賢い母親だと思っていたのに、いったいどうしたのと尋ねたが、実母は「あんたはあっちのお母さんに騙されているのよ」とまで言った。

「自分が寂しいからって、私を陥れるようなことはしないでと言ったら、『金も手間もかけて育てたのに、私を見捨てるの』って。母が言いたかったのはそれなのかと愕然としました。私は自分が子育てしていて、金も手間もかけているなんて思ったことはありません。絶望的に悲しくて、義母に謝りながら涙が止まらなかった」

義母は「お母さんは寂しいのよ。本音じゃないわよ」とかばってくれた。だがその後も、マオさんと実母との亀裂は埋まらないままだ。

「子どもたちは9歳と7歳になりましたが、実母に子どもたちを見せる機会もあまり作っていませんね。夫が気にして私の母に連絡をとってくれたりしていますが、どうやら夫にまで皮肉を言いつのっているみたい。もう連絡しなくていいよと言っているんですが……」

できれば仲良くしたいが、接触すればするほど実母の毒化がせつなくて、結局はまた連絡しなくなってしまう。

「その後、弟も結婚して家を出たので母は今、ひとりで暮らしています。もうじき70歳になりますが、定年後も新たに仕事をしているようです。考えたら昔から友だちもいなかった。私がいたときはいい母を演じていたのかもしれませんね」

かわいそうな人だけど、やはり人間的に問題があると思うと彼女は言う。このままでいいとは思わないが、あえて近づく気もしない、とも。母娘関係は、結婚してから激変することもあるようだ。

亀山 早苗プロフィール

フリーライター。明治大学文学部卒業。男女の人間模様を中心に20年以上にわたって取材を重ね、女性の生き方についての問題提起を続けている。恋愛や結婚・離婚、性の問題、貧困、ひきこもりなど幅広く執筆。趣味はくまモンの追っかけ、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。

文:亀山 早苗(恋愛ガイド)

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