1. トップ
  2. レシピ
  3. マスタードのアクセントが絶妙な"秋鮭のバターソテー"

マスタードのアクセントが絶妙な"秋鮭のバターソテー"

  • 2022.10.19
  • 414 views

いつもの鮭のソテーにハーブとスパイスをプラスするだけで、華やかなひと皿に。粒マスタード入りマッシュポテトがさらに美味しさを盛り立てます。秋のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。

マスタードのアクセントが絶妙な"秋鮭のバターソテー"

■“秋鮭のバターソテー”のつくり方

ディル、コリアンダー、バターは相性のよい取り合わせ。ここでは味ののった鮭を使って、秋の洋食をつくります。この料理に欠かせないのがマッシュポテト。粒マスタードを入れると味が締まり、鮭とのバランスも絶妙。鮭の旨味が混じったバターをからめていただくと最高です。

□使ったスパイス&ハーブは

コリアンダーシードはレモンとセージを合わせたような爽やかな甘い香り。黒粒胡椒は未熟な実(グリーンペッパー)を皮ごと乾燥させたもので、爽やかでウッディな香り。ディルは肉や魚のくさみを抑え、後味をよくする。

コリアンダーシードとディルと黒粒胡椒
コリアンダーシードとディルと黒粒胡椒

◇材料 (2人分)

生鮭:2切れ
オリーブオイル:小さじ1
バター:15g
ディル:5~6本
コリアンダーシード:小さじ1/2
黒粒胡椒:少々(つぶす)
★ 粒マスタード入りマッシュポテト:
・ じゃがいも:2個
・ バター:10g
・ 粒マスタード:大さじ1
・ 塩:小さじ1/4弱
・ 牛乳:1/4カップ


(1)粒マスタード入りマッシュポテトをつくる
じゃがいもは皮をむいて一口大に切って水にさらす。じゃがいもを小さめの鍋に入れ、新たに水1/2カップを加えて蓋をし、弱めの中火にかけ、沸騰したら弱火にしてアルミホイルなどで落とし蓋をし、やわらかくなるまで15分ほどゆでる。

(2)じゃがいもをつぶす
水分を残したまま、やわらかくなったじゃがいもをフォークまたはマッシャーでつぶし、バター、粒マスタード、塩を加えて混ぜ、さらに牛乳を加えてなめらかにする。

(3)鮭に塩をふる
鮭は両面に塩小さじ1/2(分量外)をふって20分おく。水分が出たら洗ってキッチンペーパーで水気を拭く。

鮭に塩をふる
鮭に塩をふる

(4)コリアンダーをつぶす
ディルは葉を摘み、コリアンダーシードはすりこ木などでつぶす。

コリアンダーをつぶす
コリアンダーをつぶす

(5)鮭を焼く
フライパンにオリーブオイルを熱して鮭の皮目を下にして入れ、弱火で焼く。鮭にほぼ火が通ったら返し、バターを半量加え、溶けたバターをスプーンでかけながら焼き上げる。

鮭を焼く
鮭を焼く

(6)仕上げ
器にマッシュポテトをのせてスプーンの背で広げ、その上に5の鮭を盛りつけ、フライパンに残ったソースをかける。鮭の上に残りのバターをのせ、胡椒、ディル、コリアンダーシードをふる。

完成
完成

――教える人

「小堀紀代美 料理家」

レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人でもある。


※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

元記事で読む
の記事をもっとみる