スタイリストが目を奪われた「ブラウンを着たくなる」 新配色のテクニック【4選】

膨大なコレクションルックの数々から、スタイリストが気になった今季の傾向とは？ 秋冬アイテムをひととおり見た、スタイリストたちの力を借りてワードローブづくりの参考になるトピックスをお届けします。

スタイリストたちが惹かれた「ブラウン系と淡くキレイな色」の配色

ブラウン・ベージュやそれに近いカーキやグレー。スタイリスト全員の目を引いたのが、アースカラーに「小さく効かせる」キレイなペールカラーとの組み合わせ。「実際にマネできそう」なルックを、スタイリストたちがピックアップして解説。

「全体的に今シーズンはフェンディの配色が好みでした。そのなかでもこの濃厚ブラウンとミントグリーンに惹かれました。かなり濃いブラウンなので、淡い色合わせもエレガントかつモード。Iラインによって上品な印象も感じられます」(樋口かほりさん・スタイリスト)

「グリーンは優秀な色だなと再認識。リース先でもたくさん見かけたのですが、プレスの方から“多彩な色がある花も茎や葉はどれも緑だから、合わない色がない”という話を聞き、納得」（塚田綾子さん・スタイリスト）

「カーキといえば、このナヌーシュカのルックが目にとまりました。ベージュ感覚のカーキをメインにしながらインナーで、そしてバッグでくすみブルーを差し色のように使った配色が素敵」（出口奈津子さん・スタイリスト）

「このボッテガ・ヴェネタのルックのように、1対1の割合で合わせても派手に見えないのが参考になる。パキッとしたラベンダーが大人っぽく見違えて新鮮です」（渡邉恵子さん・スタイリスト）

「起毛感あるミルキーな黄色をグレーからのぞかせていて、大人っぽいけど少し甘い。定番色とキレイ色のカラーブロックは、いろいろと応用が利きそうです」(塚田綾子さん・スタイリスト)

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【STYLIST MEMBER】
・渡邉恵子さん
実用性も押さえた、カジュアルなのに女っぽいスタイル提案は格別。
・樋口かほりさん
流行に流されないシンプルな服に、大人の甘さを効かせるのが得意。
・岩田槙子さん
女性らしさが引き立つシルエットや、シーンレスな服選びに定評あり。
・高木千智さん
メンズライクなムードをさりげなくとり入れた、辛口な装いが人気。
・出口奈津子さん
都会的な印象は押さえつつ、力を抜いて着られるスタイリングが定番。
・塚田綾子さん
ベーシックな服装に色や小物で彩りを添える、バランス感覚が絶妙。