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いま話題の非認知能力を培う保育を実践!五感をくすぐる工夫満載の「むく保育園」に密着!

  • 2022.9.30
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非認知能力という言葉を聞いたことはありますか? 知能の水準を表す知的指数「IQ」に対し、心の知能指数「EQ」で表される能力のこと。幸せな人生を切り開くために必要な能力として、今注目を集めています。今回紹介するのは、非認知能力を培う保育に取り組んでいる「むく保育園」。独創的な園舎や食育、保育方針により、子どもたちは日々の楽しい園生活の中で自然と非認知能力を高められるそう。そんな「むく保育園」のこだわりについて、詳しくお聞きしました。

むく保育園ってどんなところ?

●子どもには無限の可能性がある!好奇心を尊重し「主体性を養う保育」
●丸く連なる「園舎」は部屋を移動するたびに陽の光や風など自然をありのまま感じられる
●食べることの喜びや命への感謝の心を自家菜園から学ぶ「食育」
●ケガや急な体調不良にも対応!専任看護師による「病後児保育施設」併設

「むく保育園」は、2018年4月に企業主導型保育園としてオープン。運営企業は、宅配用弁当や仕出し料理の製造・販売を手がける「ひかり株式会社」。同社では、およそ20年前から急な体調不良や、土・祝日の休園日などで保育園を利用できない従業員の子どもたちを会社で預かっていたそう。そんな中、2016年に新設された企業主導型保育事業を援助する制度を活用し、誕生したのがむく保育園です。子どもたちが秘めている無限の可能性を大切にし、さらに伸ばしていくための非認知能力を培う保育に力を入れています。

保育対象年齢は、0歳児から小学校就学前まで。2021年度の受け入れは0~3歳児に限定されていましたが、2022年度より4歳児を受け入れ、現在0~4歳児が在園しています(2022年9月時点)。なお、2023年度からは5歳児の受け入れが可能になる見込みです。

PICK UP!子どもの動きを制限しない!無限に駆け回ることができる「独創的な園舎」

子どもがのびのびと過ごせる環境にしたい、との思いで造られたむく保育園の園舎。大小9つの丸い建物が屋根部分でつながっており、室内の中心には柱を設けないユニークな造りが特徴です。子どもたちは保育室から園庭まで、木の香りや陽の光、風、芝生の感触などを感じ、五感をフル活用しながら縦横無尽に駆け回ります。

そんな子どもたちを保育する先生方の間には、「ダメ」というワードを使わないルールがあることにも注目。回遊性のある園舎、そして探求心や創造力を制限しない保育方針により、子どもたちの感性は自然と磨かれ、非認知能力アップにつながるそうです。

PICK UP!家でもマネしたい!種から育てて食べるまでを体験する自家菜園で食育

むく保育園は、食育にも力を入れています。その取り組みのひとつが、自家菜園の活用。種や苗を植えるところからスタートし、育てた野菜を収穫し、園内で食べるところまでを体験。採れた野菜はそのまま食べたり、子どもたちのリクエストに合わせて先生や調理員さんが調理して食べたりすることもあるそう。

中には、嫌いだった野菜が食べられるようになった子どももいるよう。命に感謝する心や食べることの喜びを知ることもまた、非認知能力を培うことの一環。子どもたちが自らの人生を切り開く大人になるには、生命の根源である「食」を充実させることも重要な要素だと言います。

PICK UP!国際基準のHACCP(ハサップ)対応!食のプロが手掛ける安心・安全な給食

むく保育園の給食は、「国際基準HACCP(ハサップ)」対応の自社工場で下処理され、園の調理室で最終工程をおこなうという流れで作られています。

HACCP対応とは、食材の温度管理や入荷、食べる人に届くまでの過程を世界基準で満たしていることの証。厳選食材を使用し、無添加にも配慮、さらに子どもの発育やアレルギーにも対応した給食を提供できることは、食品会社が運営するむく保育園ならでは。園での食事については「細かく配慮してもらえるので助かる!」と保護者からも好評です。

こんなところもステキ!看護師が側にいる安心感!回復期の子どもを預かる病後児保育施設を併設

むく保育園は、看護師が常勤する病後児保育室を完備。病後児保育室とは、体調不良からの回復期で、熱や咳などの症状は見られないものの、まだ通常どおりに登園することは難しい……、こんな子どもたちを預かるための施設です。

常勤の看護師は、大病院の小児科病棟で勤務経験のあるベテラン。病後児保育室の利用者がいないときには、看護師も保育室で園児と一緒に過ごし、保育士のフォローをしたり、子どもたちの状態をチェックしたりしています。看護師が側にいる安心感は絶大でしょう。


幸せな人生を切り開くために必要とされる「非認知能力」。幼少期に培われた非認知能力は、生涯にわたり保持されるといいます。縦横無尽に回遊できる園内で毎日をワクワク楽しく過ごしているうちに、自然と子どもたちの人間力は高められていくものなのかもしれませんね。

ベビーカレンダー編集部

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