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努力で道は開かれる! 子どもの“学習意欲”を高めるコツ3つ

  • 2015.10.27
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【ママからのご相談】

小学6年生の子どもがいます。学習に対して消極的です。宿題はやっているようですが、「応用問題は難しすぎて解けない」と言い、すぐに解くことをあきらめ答えを写して終わりにしてしまいます。テストでも基本問題はできているのですが、 応用問題は手がつけられていません。どのようなアドバイスをすれば、応用問題まで頑張るようになるのでしょうか。

●A. 失敗は自分の努力不足だと認識させましょう。

こんにちは。現役塾講師の福嶺美優です。ご相談いただきありがとうございます。

塾講師をしておりますと、自分の解ける基本問題は積極的に解いても、応用問題は問題自体が難しいと考え、手が出せていないお子様は多くみられます。

解けないのは問題が難しいからというのが原因ではなく、それを解こうとしない自分の努力不足であると認識させることで、子どものチャレンジする意欲を高めることができます。そこで今回は、無気力な子どもの学習意欲を高めるコツをご紹介します。

●子どもの学習意欲を高めるコツ3つ

●(1)応用問題もヒントを与えながら考えさせる

応用問題も手順を踏めば解けることが多いもの。まずは最終的な解答ではなく、その前段階を求められるようにヒントを出して自力で考えさせましょう。「これなら分かる」という部分から最終的な解答まで一緒に考えると、子どもも最後まで解こうと考えるようになります。応用問題が数問解けると、子どもも、「応用問題も頑張れば解けるかもしれない」と前向きに取り組むようになります。

●(2)成功体験は努力の結果だと教える

心理学者のドウェックの再帰属法によると、学習意欲の低い生徒は、成功を自分以外のおかげと思うことで、期待も持てないまま無気力になるとされています。

難しい問題が解けたり、学校のテストで良い点が取れたりしたときにも、「今回はたまたま運が良かっただけ」「勘が当たっただけ」と自分の努力の結果を認めない傾向が見られます。そんなときは、「難しい問題が解けたのは、あなたが頑張った結果だよ」と成功を本人の努力の結果だと認識させましょう。

●(3)失敗は自分の努力不足だと考えさせる

成功が自分の努力の成果だと教えるとともに、「応用問題を解くことができなかったのは、問題が難しかったのではなく、難しい問題を解くことができるだけの努力をしなかっただけ。もっと努力すればできるはず」と励ますようにしましょう。次は解けるように頑張ろうと前向きにさせることができます。

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できないことをできるようにするのは簡単ではありませんが、お子様がそれを乗り越えたとき、きっともっと頑張ろうと前向きになるのだと思います。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

・『図説心理学入門』齊藤勇・著

●ライター/福嶺美優(現役塾講師)

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