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【ゲイと女の5点恋愛術】ISSUE3:婚活で“選ばれる”女になるための条件

  • 2022.9.28
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ネオおばさん世代の恋愛相談保健室

人気Poscast番組「ゲイと女の5点ラジオ」パーソナリティーのヴァジャ&しょうちゃんによる出張恋愛保健室。今回は、婚活で選ばれる女について考えます/イラスト:MOMOKO YAMADA
人気Poscast番組「ゲイと女の5点ラジオ」パーソナリティーのヴァジャ&しょうちゃんによる出張恋愛保健室。今回は、婚活で選ばれる女について考えます/イラスト:MOMOKO YAMADA

人気Podcast番組「ゲイと女の5点ラジオ」パーソナリティーのしょうちゃん(ゲイ)とヴァジャ(女)による出張恋愛保健室がオープン! 妻でも母でもなく、ターゲットとされる雑誌もない。属性のない私たち“ネオおばさん”が、自意識をこじらせながらも、偏見と妄想の中に笑いと正論を交えて、同世代の皆さんの恋愛のお悩みに誠心誠意お答えします。100点満点中、なにかと5点の私たちではありますが、ご容赦ください。

お悩み:相手の色に染まらなければ結婚は無理?

5点ネーム「ストラディバリウス」さんからのお悩み、婚活市場で自分を低く見せるプロフ指導をされて納得がいかない。
5点ネーム「ストラディバリウス」さんからのお悩み、婚活市場で自分を低く見せるプロフ指導をされて納得がいかない。

5点ネーム「ストラディバリウス」「結婚相談所で書かされたプロフィールにモンヤリしている32歳・国立4大卒・会社員の女です。趣味の欄にバイオリン、好みのタイプにアーティストの福山雅治さんと正直に記入したら『ただでさえスキがないのに、高尚な趣味やかっこいい男性有名人はお相手をますます遠ざけるだけ』と指摘され、仕方なく、クラシック音楽鑑賞・音楽が好きな方とそれぞれ書き直しました。“結婚は妥協”とも言われますが、本当の自分を隠して、相手に合わせてチューニングしないと結婚できないのでしょうか?」

ヴァジャ:婚活中の人によくみられるのが、“相手に選んでもらう”というスタンスだよね。恋愛リアリティー番組「バチェラー・ジャパン」や「バチェロレッテ・ジャパン」の参戦者の皆さんなどはまさにそういう思考回路。でもその思考で婚活すると、どうしても男性より女性が、女性より男性が下の立場になる。相手に気に入られるために取り繕ったり、なんでも相手に合わせちゃったり、相手のよくない部分を見て見ぬフリしちゃったり。でも、男女は絶対平等なの! お互いがお互いを選んで「この人と結婚したい!」って思って初めて、結婚や交際に向けて踏み切ることができる。相手に自分を選んでもらおうなんて絶対にへりくだらないほうがいいよね。

しょうちゃん:婚活や恋活って、改めて就活と一緒だなって思っています。学生側もさ、「どこの会社にも選ばれない私……」って自信なさげにしていると本当にガンガン落ちるじゃん? “選んでもらわなきゃ”っていうマインドを持ち続ける限り、うまくいかないのかもね。

選ばれる前に、経済的に独立して対等な立場へ!

顔・年齢・体が3大要素とはいうけれど。選ばれて幸せな結婚に至るために本当に必要な条件は?/イラスト:MOMOKO YAMADA
顔・年齢・体が3大要素とはいうけれど。選ばれて幸せな結婚に至るために本当に必要な条件は?/イラスト:MOMOKO YAMADA

ヴァジャ:ISSUE2(マッチングアプリで出会う方法)でも述べましたが、女が婚活市場で勝ち残るために必要なのはまず顔・年齢・体なのよ。年齢がハンデになるネオおばさん世代は、それ以外の強みを持たないと負けてしまう。経済的・精神的・物理的に自立しておくべきだよね。たとえば「収入も仕事もないから、相手に養ってほしい(だから結婚したい)」というスタンスでは、いつまでも選ばれる側のままで主導権を持ちにくい。でも、独り立ちできるくらいの仕事と収入と経済力が自分に備わっていれば、相手と対等な立場に堂々と立てるから、就活も「私はこれができて、こういういいところがあるから、御社に利益をもたらします!」というメリットをアピールできれば、自分で会社を選べるよね。

しょうちゃん:ただ私たちは5点がデフォルトなので、自分という強い武器を磨いていつでも使いこなせるように、日々努力しなきゃならないのを忘れないでくださいね。「どうせ5点だから……」ってあきらめてダラダラしてるんじゃなくて、「5点だからこそ相応の努力をして1点でも多く獲得しよう」っていうことを、うちら1年以上Podcastでずっと訴え続けているものね。

ヴァジャ:そう!5点な私たちだからこそ、本業も頑張らないと人並みになれないし、収録や編集もこだわって、週2で番組を配信しているからね。「Podcastでマネタイズしたお金でエルメスのバーキンを買う」という当初の目標はまだまだ達成できてないけれど(笑)、リスナーさんも着々と増えてきたものね。努力は必要!

謎の上から目線・匂わせSNS投稿は逆効果!

しょうちゃん:婚活で“選ばれなきゃ”っていう弱気な姿勢もよくないけれど、一方で逆に「世の中にはクズみたいな男しかいない」っていう謎の“上から目線”な主張も、ネットで散見されるじゃん? 「私はこんなにかわいいのに、選ばない男のほうが愚か者」みたいな女。「そんな強い口調で他人様のことを批評していい立場なの、あなたは?」って素朴に疑問なんだよね。結婚も恋愛も、お互いを尊重して初めて成り立つものなのに。

ヴァジャ:相手の関心を引きたいがために、何かを隠れ蓑(みの)にして、自分の本心をさりげなくSNSで匂わせ発信するのも、そうした上から目線から生まれる愚策だと思っているの。例えば、恋愛マニュアルでよく見かけるテクニックで、自分の好きな人が見るであろうインスタに、他の男の子と仲良さそうに写っている写真をアップして嫉妬心をつついてみるとかいうやつ。真っ黒な背景に白文字で愚痴めいたポエムをストーリー投稿して、悩んでいるアピールするのもそう。実はぜんぶ逆効果だからね!?

しょうちゃん:いるいる(笑)! 「私の周りにはお前以外にも男がいるんだぞ、早くアプローチしてきたまえ」感をアピールしたいんだよね。優秀で使いやすいベビーカーを紹介するための投稿かと思いきや、エルメスのバーキンをドカーンと映り込ませることで己の高価なバッグを自慢したい、いけ好かない女と同じ心理だよね。それをやって許されるのって中高生くらいまでじゃない? アラサー超えのいい大人が、これみよがしにやるのは本当に痛いよ。

ヴァジャ:見るほうも大人だから「あーこれ、俺(私)に向けて言ってんな……」って引いちゃうし、見た瞬間に嫌な気持ちになる。感情にまかせて他人を傷つけるような投稿は控えたほうがいい。恋の駆け引きの一環だと思って、SNSやマッチングアプリの日記機能にこういう匂わせ投稿を繰り返している人はすぐに消そう! たぶん気持ち悪がられていると思うから。

鍛えた妄想力は、相手を思いやるために使え!

自立できる経済力(仕事&収入)と相手を思いやる妄想力を手に、選ぶ立場で婚活し、自ら幸せを開拓しましょう
自立できる経済力(仕事&収入)と相手を思いやる妄想力を手に、選ぶ立場で婚活し、自ら幸せを開拓しましょう

しょうちゃん:婚活や恋愛に限らず、そういうややこしい投稿をしていつも失敗するタイプの人は、やらかしちゃう前に、ひとまず冷静になって、見る人の気持ちを考えてほしいの。シェアボタンをタップする前に、その投稿を見た人がどう思うかを自分に問いただしてほしい。逆に、好きな人に自分がそれをやられたらうれしいの? そんなコスい手段を使ってくる男なんて絶対に嫌じゃない? 恋する気持ちが先走っているときにそんな余裕はないかもしれないけれど、せっかくたくましい妄想力を持っているんだから、相手を思いやる方向に使いましょうよ。

ヴァジャ:自慢や匂わせではなく、「この人、素敵だな」と素直に感心できるような投稿のほうが、見る人の好感度はググッと上がるはず。相手の気持ちを考えながらSNS発信できるハッピーな妄想力と、精神的にも物理的にも自立できる経済力の2つがあれば、婚活でも選ばれるし選べる女になれます! 『5点ラジオ』はこうした人生の重大な気づき満載でお届けしているので、ぜひ配信を聴きにいらしてくださいね。

人気ポッドキャスターがネオおばさん世代の恋のお悩みを一緒に考える恋愛コラム連載「ゲイと女の5点(でも愛されるための)恋愛術」、次回の更新は10月12日(水)の予定です。お楽しみに!

(@okishimagazine)

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