流山本町の見世蔵が、日本茶カフェ「葉茶屋寺田園」と 「万華鏡ギャラリー＆ミュージアム」にリニューアル

流山本町の万華鏡ギャラリー見世蔵が、8月27日にリニューアルオープンしました。生まれ変わった日本茶カフェ「葉茶屋寺田園」と「万華鏡ギャラリー＆ミュージアム」へ、早速行ってみました。

築130年の国登録有形文化財（建造物）で日本茶を

築130年の外観は変わらず

建物の「寺田園旧店舗」は、明治22年に店舗兼住居として建てられた土蔵。みりんで栄えた当時の歴史的景観を残すとして、平成23年に国登録有形文化財（建造物）に登録されました。

日本建築のよさを感じる店内

建物に入ると、1階は広々としたカフェになっていて、リニューアル前との変化にびっくり。壁や柱、梁、屋根などはそのまま残し、さらに、以前は使われていなかった奥のスペースまで利用したことで、広い空間が実現したそうです。

席数は17席（うちカウンター3席）。今後はテラス席を設け、20席以上になる予定とのこと。

オリジナルブレンド茶715円（ランチとセットなら440円）

元お茶屋さんだったこともあり、日本茶がいろいろ楽しめます。3種類あるオリジナルブレンド茶のうち、煎茶ベースのブレンド、CLEAR（クリア）を注文しました。

お盆に急須と湯飲み、茶海（お茶用のピッチャー）、砂時計が載ってきました。一煎目は湯飲みに注がれていましたが、二、三煎目は自分で。スタッフの説明どおりに茶海と砂時計を使って入れると、ちょうどよい味に仕上がりました。

葉茶屋オリジナルブレンド茶とランチのセットを

ランチのTERADAZEN（テラダゼン）1,430円

ランチのTERADAZEN（テラダゼン）をいただきました。季節のおこわ、蒸し野菜、白和え、汁椀、卵味醂醤油漬、香の物が彩りよく並べられています。

地元産の野菜をふんだんに使った蒸し野菜や、みりんのしぼり粕「こぼれ梅」を使った白和えなど、どれも丁寧に、素材を生かして作られていました。

予約は、平日のTERADAZENセット（お茶とスイーツ付きで2,420円）に限り可能とのこと。

たんすを利用した販売コーナー

茶舗時代に使われていた調度品がそのまま生かされています。重厚な黒光りするたんす、すすきが生けられた大きな壺、店頭に飾られた昔の秤などに目が奪われました。

茶葉がプレートに載って

会計カウンターの横を見ると、その日の茶葉がプレートに載っていました。

運営会社CEOの門脇伊知郎さんは「明治の古民家を令和のデザインで生かした空間を、お茶を飲みながら楽しんでいただきたい」と話されました。

2階の「万華鏡ギャラリー＆ミュージアム」で中里保子さんの作品を堪能

幻想的な万華鏡ギャラリー＆ミュージアム

2階では、市内在住の万華鏡作家・中里保子さんの個展が開催されていました。中里さんは万華鏡世界大会で最優秀作品賞を6度受賞した、日本を代表する万華鏡作家。万華鏡のイメージを超えた芸術の世界が味わえます。※個展は11月27日まで開催

「ラグーン」

ギャラリー内には多くの作家の万華鏡作品も展示され、スタッフが丁寧に説明をしてくださいました。

販売作品も充実

手元に置いて楽しめそうな万華鏡が各種販売されていました。万華鏡をポケットに外を歩けば、光を通して、新しい世界が見えてきそうです。

《店舗情報》 「葉茶屋寺田園」 住所 〒270-0164 千葉県流山市流山2-101-1 1階 流鉄流山線流山駅より徒歩5分 TEL 04-7190-5601 営業時間 10:00～18:00（L.O.17:30） 定休日 第2・4月曜日（祝日の場合は翌日） 駐車場 なし 公式インスタグラム https://www.instagram.com/hachaya_teradaen/

《施設情報》 「流山万華鏡ギャラリー＆ミュージアム」 住所 〒270-0164 千葉県流山市流山2-101-1 2階 流鉄流山線流山駅より徒歩5分 TEL 04-7190-5100 入場料 無料 ※イベント開催時、有料の場合あり 開館時間 10:00～17:00 休館日 月曜日（祝日の場合は翌日） 駐車場 なし 公式HP https://nagareyama-td.com/misegura/