1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「先天性白内障」発見から治療を追う漫画でわかる、子の健康の尊さ

「先天性白内障」発見から治療を追う漫画でわかる、子の健康の尊さ

  • 2022.9.28
  • 4020 views

わが子には健康でいてほしいものですよね。河野りぬ・子育て&社畜エッセイ(@rinu.illustjob)さんも、生まれたばかりの息子に授乳しながらそう願っていました。ある時、息子の目の奥に見えたモヤっとしたものが気になって病院に行くことに。小児眼科や乳児を診てくれる医師の少なさに戸惑いながらも、診断がつき治療できるようになるまでの苦労を描いた『息子に目の病気が見つかった話』をダイジェストで紹介します。

「あれ?」と思ったら…息子は目の病気だった

産後、里帰りしたりぬさんは息子に授乳しながら、息子の片目の奥が白っぽく濁っていることに気づきます。

連絡を受けた夫はすぐにリサーチ。白内障か網膜芽細胞腫の可能性があると知り、定期検診を待たずに急いで病院に行くことにします。結果、病名は「先天性白内障」と医師から告げられます。

しかし、一刻も早く手術をしたいのに、なかなか紹介状を書いてもらえなかったり、いい病院を探すの時間がかかったりと、気持ちばかりが焦ってしまいます。

小児眼科の少なさ、乳児治療の難しさ…

日本では小児眼科は技術も難しく、専門医が少ない現状を知ります。やっと診てくれる病院でも手術は最短でも1か月後と言われてしまう始末。しかし、りぬさんは気になったことをそのままにせず、すぐに夫に連絡します。夫のリサーチと医学会へのメールのおかげで、その後治療へに道が一気に開かれることに。

そして担当医に出会うのですが、ここまで一気に話が進むケースも珍しいかもしれません。患者が少なく利益が見込めない医療の分野は、それにかかわる医師も製薬メーカーも限られており、その発展は遅れがちに。

日本の小児医療の課題と病気を抱える子どもたちが今置かれている難しい状況が垣間見える1コマです。

何万人に一人と言われるような珍しい病気であっても、それと向き合いながら生きていかなければならない人がいるという現実。治療を必要とする子がいる限り、治療や薬の開発ができるような社会なら…と感じました。

侮れないママの勘。不安なときは迷わず相談して

息子の手術は無事に終わりほっとする反面、長い入院生活が始まります。入院中、それぞれの事情をかかえ、病院にいる他の子どもたちや保護者のことを思い、胸が締め付けられるような気持ちになります。

毎日たくさん触れあって子育てしていると、ちょっとした「あれ?」を感じることがあるのではないでしょうか。ちょっと風邪気味かなとか、そろそろ眠いかなとか…小さな変化。でもその中には今回のように、治療が必要なケースもあるのですね。

母親の勘を侮るなかれ。おかしいのではないかと不安を感じたら、りぬさんのようにまずかかりつけの医師に相談してみましょう。『息子に目の障害が見つかった話』ぜひ読んでみてください。

著者:emisuke_113

元記事で読む
の記事をもっとみる