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ネガティブな癖や生活習慣は、あなたを「守る」ためのものだから… 【心屋仁之助 塾】

  • 2015.10.27
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話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は「過食症です」という、みんみんさん(35歳・会社員)へ心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。

(c)ctvvelve - Fotolia.com

■みんみんさんのお悩み

約20年過食症です。心屋さんは、自分を愛し、自分の素晴らしさを認めろとおっしゃいますが過食症もそれで克服できますか?

過食をするたびに自分を責めもう二度としないと後悔ばかりの日々です。好きな人ができてうまくいきそうになっても過食がひどくなったり、自分が幸せになりそうな時にいつも邪魔されてしまいます。

これって自分のことを幸せになる価値がない、と心の中で思っているからなのでしょうか? 顕在意識では幸せになりたいと願っています。ヒントを下さい。よろしくお願いいたします。

■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより

みんみんさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。過食症を20年抱えていらっしゃるとのことで、過食される度に自分自身をつい責めてしまい、なかなかハッピーな気分にはなれないかと存じます。過食を毎回繰り返してしまう自分に、うんざりしてしまうと思います。

今も過食をついしてしまいますか? そんなときに心がラクになる魔法の言葉があります。

それは「私は過食をしてもいい」とつぶやいてみてください。そしてそのまま美味しく食べ物を頂いてみてください。思う存分たくさん食べてください。

みんみんさん自身が過食を本当は止めたいのに、それを止めなくていいなんて、なんだか矛盾しているようですが、実は過食はみんみんさんを守ってくれているのです。みんみんさんの過食は自分の幸せを邪魔するものではなくて、みんみんさんを大切に守ろうとしてくれているのです。

みんみんさんの何を守ろうとしているかといいますと、心です。

心のバランスが取れなくなってしまったときに過食をして、みんみんさんを守ろうとしてくれています。過食をしてしまう大きな原因の一つは我慢です。

例えば、つい「いい人」をしてしまったり、周りの期待に応えようとしてしまったり、怒りや悲しみの感情を表に出さないようにしたり、本当は伝えたいことがあるのにそれを飲み込んでしまったり、欲しいものややりたいことがあるのにそれを我慢したり…。

心の奥にいるもう一人の自分とのバランスが取れなくなってしまったときに、過食が起こることがあります。心のバランスが取れないまま自分の価値を認めようとしても、なかなか認めることはできません。常に我慢をして、表に出したい自分をまるでなかったかのようにしている、そんな自分は自分にウソをついているからです。

では、どうすればいいかといいますと、少しずつ我慢を減らしていくことが大切です。我慢を減らすとは、いい人、役に立つ人をやめることです。

みんみんさんが考える嫌な人、苦手な人と同じことをしてみてください。人に迷惑をかけたり、自分勝手な行動をしたり、責任を他人に擦りつけてみたり、自分がこれだけはしたくなかったことをやってみてください。どういうことかといいますと、他人より自分の考えや感情を優先してみてほしいのです。

優しさや気遣いは素晴らしいですが、周りの人の機嫌を伺う行動は自分より他人を優先している状態になります。それは自分で自分の価値を下げてしまう場合もあります。

そして何より覚えておいて欲しいことは、過食でみんみんさんのことを嫌う人はいません。過食のまま、幸せになってみてください。

みんみんさんの過食を愛してくれる人を、愛してみてください。そんな人、周りにいないと思ってしまうかもしれませんが、人は自分が思っている以上に優しいです。みんみんさんの過食を責めているのは、何よりみんみんさん自身ですので。

みんみんさんが自分の過食と仲直りできたとき、きっとみんみんさんがなってみたかった自分になれているはずです。

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(小林威之)

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