フェンディと写真家の今坂庸二朗のコラボレーションが表参道を彩る。

2022年4月、街の景観向上を目的に発足した「TSUNAGU – 表参道 ストリート アート プロジェクト –」は、アートを通じてポジティブなメッセージとエネルギーを、多様な人々が行き交う原宿表参道の街に届けたいという思いから誕生した。40年以上にわたり表参道を見守り続け、アイコニックな建築がランドマークとして人々に親しまれた、オリエンタルバザー跡地。ビルの改修工事に伴い設置された巨大な仮囲いをキャンバスに、3名の若手アーティストが「希望」というテーマのもと、「ダイバーシティ（多様性）」や「再生」という共通の願いを込め、それぞれが表現したアートを順次掲出していく。

今回、発表となった第2弾では、米ニューヨークを拠点に活動する写真家の今坂庸二朗がプロジェクトのタイトルでもある「TSUNAGU（つなぐ）」をテーマに制作した3作品がオリエンタルバザー跡地を彩る。昨今の環境危機や産業開発により急速に変化している自然のロケーションを被写体に選び、その移りゆく姿とかたちを壮大なスケール感のある写真で描き出した。

1925年の創業以来、クリエイティビティとアートの支援を継続的に行ってきたフェンディは、今回、無限のクリエイティビティと卓越性、クオリティ、手仕事への熱意といった重要な価値観を今坂庸二朗と共有する。

オリエンタルバザー跡地

住所／東京都渋谷区神宮前5-9-13

https://www.fendi.com/jp-ja/

Text: Aya Hasegawa