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世代によって使う意味が違う?「敷居が高い」の伝統的な意味と現代的な意味とは!

  • 2022.9.22
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高級レストランや伝統のあるものなどに対して、「自分が入ってもいいのだろうか」と思う気持ちを言い表す際に、「敷居が高い」という言い回しを使いますよね。 多くの人がよく使う言い回しかと思いますが、実はこの言い回しはもともと違う意味合いで使われていたんです。

ここでは、「敷居が高い」という言葉の伝統的な意味と現代的な意味について見ていきましょう。

「敷居が高い」全く異なる二つの使われ方

 

まず最初に、「敷居が高い」という言葉の現代的な使われ方と、伝統的なもともとの意味合いでの使われ方について見ていきましょう。

現代的な使われ方

「敷居が高い」は、現代では気軽には行きにくいなどといった意味合いで使われている言葉です。 高級すぎる・上品すぎるなど、自分が日常触れているものよりもレベルの高いものや場所などに対して、恐縮してしまうことを表現する際に使われます。

伝統的な使われ方

実は「敷居が高い」の本来の意味、つまり伝統的な使われ方は現在の用い方と全く異なります。

「敷居が高い」のもともとの使われ方は、相手に対して不義理をしてしまい、その相手がいる家などに行きにくくなるというもの。 「敷居が高い」の「敷居」とは、家の門や出入り口などに設けられた仕切りのことです。 その敷居が高いということは、その家に入りにくいという意味になります。

それが転じて、その家に住んでいる人に対して申し訳ないことをしてしまうなどして、相手に顔向けができなくなるというような意味で使われていました。

「敷居が高い」の類義語

 

現在と伝統的な用い方が異なる「敷居が高い」はそれぞれ類義語が異なります。 そこで、それぞれどのような言葉が似たような意味合いなのかを見ていきましょう。

現代的な使われ方の類義語

「敷居が高い」の現代的な使われ方の類義語として挙げられるのは、「ハードルが高い」という言い回しです。 乗り越えなくてはならない障害が大きいといった意味合いで使われます。

伝統的な使われ方の類義語

「敷居が高い」の伝統的な使われ方の類義語として挙げられるのは「門(かど)を塞ぐ」という慣用句です。

「門を塞ぐ」は、不義理をしてその家へ行くのが恥ずかしくなるといった意味合いの言葉です。 ここでの「門」の読みは「もん」ではなく「かど」という点にご注意ください。

「敷居が高い」の対義語

 

次に、「敷居が高い」の対義語もみていきましょう。

対義語は「垣根が低い(無い)」

「敷居が高い」の対義語は、「垣根が低い」や「垣根が無い」です。

「垣根」とは家などの敷地を限るために設けられた囲いや仕切りを指す言葉です。 それが低い・無いということから、その場所やもの、人に近づきやすいという意味合いになります。

偶然かもしれませんが、「垣根が低い(無い)」は、「敷居が高い」の現代的な用い方と伝統的な意味合いの両方の対義語として通用します。

「敷居が低い」という言葉はないので注意!

最近では、「敷居が高い」の対義語として「敷居が低い」という表現がされることもあります。 しかし、この「敷居が低い」という表現はないとされています。

世代によって異なる「敷居が高い」の用いられ方

 

伝統的な使われ方と現代的な使われ方で違う意味を持つ「敷居が高い」という言葉ですが、世代によって使う意味が違ってくるのだそうです。

文化庁が平成20年に行った調査によると、40代までの人は現代的な意味(高級すぎて気軽には行きにくい)で使用する人が多いという結果が出ました それに対し、50代以上になると伝統的な意味(相手に対して不義理をしてしまい、その相手がいる家などに行きにくくなる)で使用する人の方が多くなるのです。

ちなみに30代までの人の場合、7割以上の人が現代的な意味合いで用いていることが分かっています。 この調査、10年以上前のものになります。 なのでこの数字がそのままシフトしたと考えると、現在では40代までの人の7割以上が現代的な意味で「敷居が高い」を使っているという事になりますね。

まとめ

「敷居が高い」という言葉には、「高級すぎて気軽には行きにくい」といった現代的な使われ方のほかに、「相手に対して不義理をしてしまい、その相手がいる家などに行きにくい」という伝統的な使われ方もあります。 対義語は、共に「垣根が低い(無い)」となります。

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