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気づけば1週間連続の欠席。学校の先生には相談するなと言ってくる娘

  • 2022.9.22
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先生に相談とかしないでね! (C)野原広子/KADOKAWA
先生に相談とかしないでね! (C)野原広子/KADOKAWA

文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2020年度、小中学校における長期欠席者の数は28万7747人、そのうち不登校の児童生徒数は19万6127人に及び、8年連続で増えているのだそう。

数々の人気コミックエッセイを手掛ける漫画家・野原広子さんの娘・トモちゃんも不登校になった児童の一人。小学5年生のある朝「今日だけでいいから学校休ませて」と言い出します。野原さんが「今日だけだよ」と許可したところ、そこから学校の話をすると喘息や発熱するようになり、学校に行けず不登校状態になってしまいました。叱咤も励ましもトモちゃんには効かず、どうしたらいいのか悩む野原さん。暗く深い迷路に迷い込んでしまった気分だったそうです。

不登校の原因や適した対処法は子どもによって異なりますが、野原さん母娘の体験談はどのように対応していけばよいのかのヒントになるはず。気づけば一週間学校を休んでしまったトモちゃん。野原さんは学校の担任の先生に相談することを考えますが、トモちゃんはそれを止めてきます。こんな時あなただったら誰に相談しますか?

※本記事は野原広子著の書籍『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』から一部抜粋・編集しました。

ごめんね 明日はぜったい行くから (C)野原広子/KADOKAWA
ごめんね 明日はぜったい行くから (C)野原広子/KADOKAWA
で 気がつきゃ1週間 (C)野原広子/KADOKAWA
で 気がつきゃ1週間 (C)野原広子/KADOKAWA
困ったときは相談だ (C)野原広子/KADOKAWA
困ったときは相談だ (C)野原広子/KADOKAWA
お母さんは何もしないでね! (C)野原広子/KADOKAWA
お母さんは何もしないでね! (C)野原広子/KADOKAWA
学校の違うママたちに相談してみよう (C)野原広子/KADOKAWA
学校の違うママたちに相談してみよう (C)野原広子/KADOKAWA
先輩ママに相談してみた (C)野原広子/KADOKAWA
先輩ママに相談してみた (C)野原広子/KADOKAWA

子どもの辛い気持ちはわかった。「何もしないで」といわれてもそれは無理…。

誰に相談する?から始まり、娘が学校に行けないことで焦る気持ちも出て来て…。

この後、ゆっくりと見守る姿勢で不登校の娘と向き合った野原さん。たくさんの大人たちが見守る中で、次第に状況が変化していくのですが、その時のお話を野原さんにうかがいました。

「最初、『今日だけでいいから学校休ませて』と言われたとき、まったく不安はありませんでした。もともと元気で明るい子だったので、1週間も休ませればすぐに元気になると思っていました。

そのお休みがまさかそんなに長引くものだとは思いもよらず…」

その後先生たちの連携プレーと、周りの助言もあり、徐々に回復し学校に行けるようになったトモちゃん。

「今思えば、初日に『休んでいいよ』と受け入れてあげたのが良かったような気がしています。その時『このお母さんでよかった』と言われたのですが、そのセリフを聞いて、結構切羽詰まっていたのだろうなと思いました。

それと、私の父親(娘からするとおじいちゃん)からの助言で『そのうち元気になるから大丈夫』ということと『何があったか詮索したり、解決しようとするな』という念を押されてまして、それもよかったのかと思います。

この本は不登校の時期のことを書いていますが、『不登校のすすめ』として書いた本です。親としても『不登校』という選択をするには出口のないトンネルに入っていくような不安を感じると思うのですが、出口までこんなだったよ〜という体験談があれば不安が和らぐのではないかと期待を込めて描きました」

焦らず見守る。なかなか難しいことですが、大切な子どもが登校拒否をしたら、「SOS」が出ているという事。子どもに寄り添う気持ちが大切なのかもしれません。

著=野原広子/『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』(KADOKAWA)

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