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キャサリン皇太子妃、エリザベス女王から受け継いだパールのジュエリーで国葬に参列。

  • 2022.9.20
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The State Funeral Of Queen Elizabeth II

エリザベス女王の国葬が9月19日(現地時間)に執り行われた。参列者たちの中でキャサリン皇太子妃が果たすべき役割は、王位継承権第一位となったばかりのウィリアム皇太子の脇役に徹することだった。コートの控えめなカットからヒールの高さまで、彼女が身につけていたものは、すべてが考え尽くされていた。いつもはふんわりとブローされたヘアスタイルも、ベールをかぶったヘッドピースからほとんど見えないよう、低い位置でサイドにまとめられ、華美な印象は徹底的に避けられていた。

エリザベス女王の国葬に参列したジョージ王子、シャーロット王女、そしてキャサリン皇太子妃。
The State Funeral Of Queen Elizabeth IIエリザベス女王の国葬に参列したジョージ王子、シャーロット王女、そしてキャサリン皇太子妃。

キャサリン皇太子妃が身につけていたジュエリーにも、女王への深い敬意が表れていた。世界中の人々が見守ったウェストミンスター寺院での葬儀で、皇太子妃が選んだのは4連のパールとダイヤモンドのチョーカーで、女王がガラード(GARRARD)に作らせたものだ。かつてダイアナ元妃も着用しており、キャサリン妃は2021年4月のフィリップ王配の葬儀と、2017年の女王とフィリップ王配のダイヤモンド婚式でも身につけていた。

またイヤリングは、エリザベス王女が結婚した1947年のその日、バーレーンの国王から贈られた真珠で作られたものが選ばれた。静かなエレガンスが漂う真珠は、王族が喪に服す際に伝統的に身につけられてきた。

Photo_ Ian Vogler - WPA Pool/Getty Images
The State Funeral Of Queen Elizabeth IIPhoto: Ian Vogler - WPA Pool/Getty Images

女王がこの世を去って以降、キャサリン皇太子妃はダイアナ元妃が所有していたパールのイヤリングや、女王のダイヤモンドとパールのリーフブローチを身につけ、厳かな場に登場してきた。いずれのジュエリーも、英国で最も長く在位した君主である義理の祖母への敬意を表すものだ。

ジュエリーデザイナーのメラニー・ジョージャコプロスは、真珠について「あるものの終わりと、別のものの始まりを象徴」していると、UK版『VOGUE』に語っている。キャサリン皇太子妃は、女王への哀悼の意を表現するために、深い意味を込めてジュエリーを選んでいるのだ。

Text: Alice Newbold Adaptation: Mamiko Nakano

From VOGUE.CO.UK

Photo_ Chris Jackson/Getty Images
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