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「てめぇ、使えねぇんだよ!」【即仕事やめた話】バブルを引きずる女社長の酷すぎる「パワハラ」とは?

  • 2022.9.17
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働く上で最も重要なのはなんだと思いますか?給与、やりがい、勤務地・・・希望はいろいろありますよね。しかし、やっぱり一緒に働く「人」が、働きやすさや長く勤められるかに大きく関係してきます。
今回は筆者の友人が、転職してたった半年で仕事を辞めた時のお話です。

画像: ftnews.jp
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異業種転職に成功!条件も環境も良いと思ったけれど・・・先輩が翌月退社

社会人5年目で大手の転職エージェントを通して、条件も雰囲気も良い会社に転職できました。以前の会社は大手企業だったのですが、今度の会社は社員10名もいない小さな会社です。

人数が少ないからこそ幅の広い仕事を任せてもらえるとのことで、スキルアップにつながると思っていました。
さっそくおしゃれなイタリアンで歓迎会を開いてもらったのですが、その席で女社長がバブル時代の自慢話をしきりにしたり、社員の容姿をいじったりする場面があり、少し違和感を感じてはいました。

早く仕事に慣れようと努力していたある日、仕事を教えてくれていた先輩が翌月退社することを知りました。つまり私はその先輩の後任として採用されたのです。エージェントからはそんな情報は聞いていなかったし、面接時も一度も話題にならなかったので驚きました。

正直たった1ヶ月で引き継げるような仕事内容とボリュームではなかったのです。転職組と言っても完全異業種なので、慣れるまでは多少時間がかかります。とはいえ、今さらどうしようもないので必死で仕事を覚えました。

徐々に本性を現す社長・・・実態はパワハラの鬼

先輩が退職してからというもの、社長の私へのあたりがどんどんきつくなってきました。少しのミスでも鬼の首をとったかのように責められるのです。

説教の時はたばこ部屋に呼ばれ、1~2時間みっちり責められます。しかも最初は仕事の話なのですが、どんどんバブル期がいかによかったかを話し、最後はプライベートにまで話が及びます。

「私はバブルの時散々遊んで、事業を起こして成功している」「仕事ができないのは付き合っている男が悪い」「高学歴のくせにつかえない」など、注意から人格否定にすり替わっていくのです。

さらに、経費精算で残業時間の申告をすると、「残業していたって成果が出ていないなら残業していないのと一緒」といって、残業代も支払われませんでした。

週休2日と聞いていたのに毎週末出勤になり、「明日代休とって」と前日に勝手に休日を割り振られました・・・。

取引先の一言で辞めることを決意

社長のパワハラや横暴さにやられて疲れていたころ、取引先と外で商談の機会がありました。その時に、取引先のBさんから「なんでその会社に入ったの?〇〇さん(私)はあの会社にもったいないよ!早くやめないと後悔するよ!」と言われたのです。

私は自分が未熟だから社長に注意されるだけだと話したのですが、Bさんは以前の会社についても教えてくれました。

「おたくの会社はまともじゃない。俺だって取引先だから仕方なく仕事はするけれど、あの社長はみんなに嫌われているよ。まともな人材は次々に辞めていくし、〇〇さんも壊れる前に早く逃げたほうがいいよ。悪いことは言わないから!」と・・・。

この言葉を聞いて、目が覚めたようでした。毎日社長からパワハラを受けるうちに、自分が悪いと思いこまされていたのです。気づいてからは早く、そこから1ヶ月には退職しました。

実はボーナス支給日より後に退職したのですが、当初はその時からボーナスをもらえると聞いていたのに支給はなし。さらに退職すると伝えてからの給料は勝手に6万円も削られていました。労働基準監督署に訴えることもできると思いましたが、一刻も早く関係を断ち切りたかったので黙って辞めました。

この職場を辞めたら朝起きるのがつらくなくなり、徐々に元気を取り戻すことができました。あの時きっかけをくれたBさんには感謝していますが、あの女社長とは2度と関わり合いになりたくないと思っています。

いかがでしたか?社長は個性的な人が多いといいますが、パワハラをするような人は論外です。仕事でミスをして注意されるのは仕方がありませんが、関係ないことにまで干渉するのはやりすぎですよね。境目をしっかり見分けて、気持ちよく働ける環境を手に入れたいものです。

ftnコラムニスト:滝本めぐみ

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