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わり算したい生キャラメル?! 算数への苦手意識がなくなる「理数系スイーツ」を作ろう

  • 2022.9.16
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「たろうくんは、アメを20個持っています。3人で分けると1人何個ずつになりますか? また、余りはいくつでしょう?」

こんなふうに、小学校の算数ではお菓子がよく問題文に使われる。なぜなら、子どもたちが大好きだから。でも、問題文になっちゃうとピンとこないんだよね~というのが子どもたちの本音かも。

それなら、子どもたちにお菓子を作らせてみたらいいんじゃない? という発想から生まれたのが本書、『学べるお菓子レシピ 理数系スイーツ』(マイルスタッフ)だ。

2020年に発売された『不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ』の姉妹本で、今回は算数をメインに取り入れた内容で、前回好評だった理科の実験要素も盛り込まれている。

著者の太田さちかさんは、算数で子どもがつまづきがちな引き算や割り算、分数、図形などの解説に、よく「お菓子」が例として使われることから、それなら実際のお菓子づくりで学べば身につきやすく、がんばったご褒美においしいお菓子ができあがって一石二鳥!と考えた。

登場するレシピのタイトルも面白い。例えば、何本あるかなポッキー、ひき算団子、かけ算ちぎりパン、わり算したい生キャラメル、500mlパックのミルクゼリー、三角形のパイ、線対称と点対称のビスケット、全部同じ量でチョコレートカップケーキ、3:1のパンケーキなど、子どもたちの興味をひくこと間違いなしのスイーツが並ぶ。

お菓子作りには算数や理科の知識が欠かせない。学校のテストのためだけでなく、生活に身近なものとして算数に親しむことができれば、勉強も苦ではなくなるかも。おいしく楽しく算数感覚が身につく一冊。

■太田さちかさんプロフィール

3児の母。キッズクリエイティビティを軸にしたこどもとママンのアトリエ「My little days」を主宰。
パリ サンジェルマン・デ・プレで過ごし、慶應義塾大学、エコール・ド・リッツ・エスコフィエ、京都芸術大学大学院など日本とフランスをベースに製菓、芸術を学び、MFA(芸術系修士号)を取得。「少しでも親子が楽しめることを」と、楽しいワークショップを開催している。著書に「不思議なお菓子レシピ サイエンススイーツ」「絵本のお菓子」(マイルスタッフ)など多数。

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