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【上野御徒町】文豪が愛した老舗の蕎麦屋「蓮玉庵」

  • 2022.9.15
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読書の秋がやってきました。 最近読んだ森鴎外の小説「雁」の中で「一番名高かった蕎麦屋である。」と紹介されていた蓮玉庵が今も上野にあると知り、行ってきました。

出典:リビング東京Web

安政6(1860)年創業のお店は、築160年の風情のある古民家ですが、店内はモダンな造りでした。とっても素敵なお店だったので、ご紹介したいと思います。

出典:リビング東京Web
午後2時までのランチメニュー2種は1,000円!

お昼時に行ったので、14時までの昼の特別献立てが注文できました。

出典:リビング東京Web

・古式せいろそば 別打ち入り三枚重ね ・かき揚げそば 小海老と玉ねぎ いずれも1,000円です。 せいろそばは、三枚重ねのうち一枚目と三枚目がせいろそば、二枚目が変わり蕎麦が味わえる「別打ち」になっていて、その時々で変わるようです。 迷ったのですが、久々に揚げ物が食べたくなったので、かき揚げそばを注文することにしました。

ランチメニューのかき揚げそばのお味は?

注文すると、店の奥の厨房からてんぷらを揚げる音がします。ジュワーという音に続いて、揚げ終わりのカラカラという独特の軽く高い音に変わっていくのが聞こえてきました。 「もう揚がったみたい」と思っていると、店員さんが、熱々揚げたてのかき揚げと茹でたてのそばを運んできてくれました。

出典:リビング東京Web

つゆは蕎麦猪口ではなく、かき揚げがまるごと浸せるようなサラダボウルのような器に入っていました。

まずは、おそばからいただきます。 つゆは濃いめなのかと思ったのですが、それほどでもありませんでした。ちょっと尖った味がしますが、つゆにたっぷりつけなければ気になりません。 そばは細切りですが、しっかりした歯ごたえが感じられます。 10月中旬頃から新そばになるそうなので、さらに風味が増しそうですね。

続いて、かき揚げです。 一口大にしてつゆにつけて食べてみましたが、醤油の尖りは気になりません。残りをそのまま器にいれることにしました。 小海老と玉ねぎがメインかと思っていたら、貝柱も入っていたので、なんだか得した気分!やっぱり揚げたてはおいしいですね。 かき揚げの旨味をつゆに移して、そばをすすります。油でつゆの味が丸くなったようです。

美味しい! 別打ちの変わり蕎麦も気になったけれど、かき揚げにしてよかった!

蕎麦湯は、銅製の大きなやかんにたっぷり入っていました。そばつゆを薄めて飲むのでしょうが、塩分が気になるので、店員さんに蕎麦猪口を用意していただいて、蕎麦湯だけでのむことにしました。

出典:リビング東京Web

さらさらなので白湯を飲んでいる感じです。もう少し、ドロドロべたべたな感じなのかと思っていたのですが、さっぱりしているので〆にちょうどいいです。 おいしいおそばを食べたら、午後からも張り切って活動できそうです。

蓮玉庵さん、ごちそうさまでした!

■蓮玉庵(れんぎょくあん) 住所:〒110-0005東京都台東区上野2-8-7 電話:03-3835-1594 営業時間:11:30〜18:30 (L.O.18:15) 定休日:月曜日、第2・4火曜日(祝日の場合は営業。翌日休み) アクセス:都営大江戸線 上野御徒町駅(a3) 徒歩2分 東京メトロ銀座線 上野広小路駅(A3) 徒歩2分 京成本線 京成上野駅(広小路口) 徒歩2分

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