1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 冷房の設定温度、28度と26度で電気代はこんなに違う!

冷房の設定温度、28度と26度で電気代はこんなに違う!

  • 2022.9.14
  • 50333 views

電気代の値上げや電力不足から、今年の夏は節電を意識している方も多かったのではないでしょうか。今回は、エアコンの設定温度を26度から28度に上げることでどれくらい電気代を節約できるのか?ワンルームと一戸建てに分けてご紹介します。

■ワンルームマンションの場合

電気代の計算式は、「消費電力(kW)×電力料金単価(円)×(時間)」です。

ワンルームマンションに設置することの多い6畳用のルームエアコンの冷房で、標準設定温度27度にした場合、消費電力は、約0.5kW。東京電力の「スタンダードSプラン」を契約している場合、120kWまでの電力料金単価は、1kW当たり約20円です。

1日10時間エアコンをつけたと仮定すると、電気代の目安は、0.5kW×20円×10時間=100円。1ヵ月では、100円×30日=3,000円になります。

冷房は、設定温度を1度上げるごとに、約10%の節電効果があると言われています。つまり、冷房を28度に設定して10時間つけていた場合、電気代の目安は1日90円、1ヵ月で2,700円。26度に設定すると電気代の目安は10%上がるので、1日110円、1ヵ月で3,300円になります。

■一戸建ての場合

一戸建てのリビングに設置するエアコンは、15~20畳タイプが多いでしょう。20畳用のエアコンの場合、設定温度27度の消費電力は1.8kW程度。電気代の目安は1日当たり360円。1ヵ月で10,800円です。

28度にした場合の目安は324円。1ヵ月で9,720円。26度に設定すると、電気代の目安は1日396円、1ヵ月で11,800円となります。

部屋の広さが広くなればなるだけ、26度から28度に設定温度を上げた場合の節約効果が高くなる、というわけです。

■温度設定だけじゃない!電気代の節約術

冷房を使う際にサーキュレーターや扇風機を併用すれば、涼しい風が当たって体感温度が下がります。この方法なら、温度設定を高めにしても快適に過ごせるでしょう。

また、冷たい空気は下へ行く性質があるので、エアコンの風を上向きにすることで効率よく空気を循環させることができます。

■冷房は賢く使おう

暑い夏は冷房の稼働率が高くなります。冷房は設定温度に気を付けて、効率よく使うのがポイントです。電気代を抑えつつ、快適な環境を作るように意識してみてくださいね。

文・山田千景

元記事で読む
の記事をもっとみる