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【京都花めぐり】煌びやかな舎利殿が更に華やかに「金閣寺」晩夏の風景【世界遺産】

  • 2022.9.14
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酷暑でも元気に花を咲かせるサルスベリ。京都市内各所で花を咲かせていますが、金閣寺にも舎利殿そばにサルスベリがあり、晩夏の風景と共に紹介します。(8月下旬拝観)

金閣寺 晩夏の風景

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鹿苑寺は臨済宗相国寺派の禅宗寺院で、通称金閣寺として広く知られています。1994年に、世界遺産として登録されました。意外と知られていないかもしれませんが、銀閣寺と共に、相国寺の場外塔頭の一つです。
今回は猛暑の中、可憐な花を咲かせるサルスベリと晩夏の風景を紹介します。
金閣寺へのアクセスは、京都市バス「金閣寺道」より徒歩約3分です。

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金閣寺の境内図です。大文字山の南麓に、おおよそ4万坪の境内が広がります。

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鐘楼です。釣鐘は、「ラ♪」の音を基準とされているそうで、鎌倉期に作られたと伝わります。

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拝観受付を済ませ、境内へと向かう途中、ミストが設置されていました。少しでも涼しく過ごせるよう、配慮が有難いですね。

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おおよそ2万8千坪の広大な「鹿苑寺庭園」は、特別史跡及び特別名勝指定地となっています。鏡湖池(キョウコチ)に映り込む美しい金閣は、舎利殿金閣と呼ばれ、その美しさで人々を魅了しています。

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舎利殿は、三層からなり、二層と三層は漆の上から純金の金箔が貼られており、一層目は寝殿造で法水院、二層は武家造で潮音洞と呼ばれています。三層には扁額がかかっており、中国風の禅宗仏殿造、究竟頂(クッキョウチョウ)と書かれています。
一層目には足利義満像、二層目には岩谷観音と四天王像が安置されていて、三層目には、仏舎利が納められています。

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煌びやかに輝く鳳凰像です。
鳳凰とは中国の伝説上の鳥で、良いことが起こる兆しの吉鳥と言われています。体の部分部分が色んな動物を表しているそうで、現在の鳳凰像は3代目だそうです。
京都で鳳凰像が建物に設置されている寺院は、金閣寺の他に、銀閣寺の銀閣、平安神宮の泰平閣、勧修寺の観音堂、平等院の鳳凰堂です。

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夏の暑い時も可憐な花を咲かせるサルスベリ。金閣寺に咲いていると最近知りました。金閣とサルスベリの風景は、煌びやかな舎利殿が更に華やかに見え、美しかったです。

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サルスベリの花言葉は、「雄弁」「愛嬌」「不用意」。
花名のサルスベリ百日紅は、「ヒャクジツコウ」とも呼ばれ、夏の盛りに長い間咲き続けることにちなみます。名前の由来は、樹皮がツルツルしていて、猿でも滑りそうなところに由来します。実際には滑ることなく、簡単に登るらしいです(笑)

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方丈そばに、陸舟の松との名の立派な松があります。樹齢は約600年、足利義満の手植えと伝わるそうです。京都三松(金閣寺・善峯寺・宝泉院)の一つとなっています。

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衣笠山を借景に、鳳凰像と三層目を観る事が出来ます。拝観順路でここから見る金閣が、最後に見えるポイントのように思います。

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茶室夕佳亭(せっかてい)です。
夕日に映える金閣が特に佳い(よい)ということが名前の由来となって言うそうです。

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金閣寺では、拝観出口付近にお抹茶をいただけるお休み処があります。(有料)朱色の和傘と緋毛氈が敷かれた座席があり、京都らしさを味わえます。

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不動堂です。弘法大師作と伝わる石不動明王が安置されており、節分と8月16日に開扉法要(かいひほうよう)が営まれます。

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拝観出口、不動堂のそばの朱印所にて、御朱印を授与していただけます。今回は「舎利殿」の御朱印を授与していただきました。

今回は金閣寺の夏景色を紹介させていただきました。これから秋に入り、紅葉シーズンも美しい金閣寺です。近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:金閣寺
住所:京都府京都市北区金閣寺町1
電話番号: 075-461-0013
拝観:9:00~17:00
関連ページ:https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/

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