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【オオカワウソ】カワウソはかわいいよね、と思ったら、ワニやジャガーも追い払う怖いカワウソがいた!

  • 2022.9.12
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カワウソは、とてもかわいい動物ですよね。 そのため、動物園などでも人気者です。

ところがその一方で、怖いと嘆かれるカワウソも存在します。 その名は「オオカワウソ」といいます。 この動物は、普通のカワウソとは違い、ワニやジャガーといった肉食獣さえも襲うことがあるという、凶悪な一面を持っているのだとか!

そこでここでは、そんなオオカワウソについて見ていきましょう。

オオカワウソは大きい!

 

イタチ科オオカワウソ属に分類されるオオカワウソは、名前の通りカワウソの中でも大型の種です。 まずは、その大きさなどを見ていきましょう!

オオカワウソの大きさ

オオカワウソは、成獣となると体長が85cm~140cmになります。 体重もオスで25kg~35kgほど、メスで20kg~26kgほどです。 大型の個体ともなると人間の子供くらいの大きさとなります。

このオオカワウソ、目がとにかく怖いと言われるだけでなく牙も怖く、手も人間のようで怖いと言われることがあります。

コツメカワウソと比べると・・・

動物園などで人気者のコツメカワウソは、カワウソの中で最小種です。 その体長は40cm~65cmほどです。 体重も3kg~6kgほどしかないので、その体はオオカワウソの半分も無いこともあります。

オオカワウソは強い!

 

オオカワウソは、見た目の怖さだけではありません。 実際に、かなりの強さを誇る動物です。 ここからは、その強さについてを見ていきましょう!

オオカワウソの食性

オオカワウソは、動物食が中心です。 食欲旺盛な肉食動物のため、食べられるものは食べてしまいます!

南アフリカ大陸の多くの地域に分布しているオオカワウソですが、その生息地の多くで食物連鎖の頂点に位置します。 時と場合によっては、ワニやジャガーといった肉食獣を襲ってしまうほどです。 普段は魚類や甲殻類を食べているのですが、肉であればなんでも良いのかもしれませんね!

なお、オオカワウソは漁が得意な動物で、単独もしくは群れで行います。 1日に必要なエサを確保するために共同で漁を行うこともあるなど、賢い一面も持っています。

魚類や甲殻類以外では、ヘビなどをはじめとする様々な生き物を食べます。

ワニやジャガーにも勝つ!!

通常ならば、ワニやジャガーはオオカワウソにとって天敵となる存在です。 そのため、襲われる危険性が高いので、近寄らないようにするかと思いきや、オオカワウソじゃ集団を組むことでワニやジャガーを襲うこともあります。 また、単体で大型のワニ「アリゲーター」の死角であり、ウィークポイントでもある後頭部に噛みついて捕食する姿も目撃されているのだとか。

原則として自分が抑え込める動物であれば何でも襲い掛かり、ビーバーやアライグマやカミツキガメなどを食べている姿が発見されることもあるそうですよ。

オオカワウソは絶滅危惧種

 

一見すると、食物連鎖の頂点に立つオオカワウソは最強のように思えます。 しかし、人間によってその個体数が激減した歴史があります。

乱獲されてきた歴史

オオカワウソは、古くから乱獲されてきた動物です。 その目的は、主に毛皮の取引でした。

オオカワウソの毛皮は撥水性も高く、手触りも滑らかで高品質。 そのため、人間の勝手な乱獲によって個体数が減ってしまいました。

レッドリストにも掲載されている

オオカワウソは毛皮目的の乱獲で生息数が激減し、1970年代にブラジルでは毛皮取引が禁止されました。 それにも関わらず今なお密猟が続いており、絶滅危惧IのB類に掲載されています。

ちなみに附随書IIは「現在は必ずしも絶滅のおそれはないが取引を規制しなければ絶滅のおそれのあるもの」が基準で、附随書Iは「絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けている又は受けるおそれのあるもの」が基準となります。 これらが物語っていることは、現在進行形でオオカワウソたちの絶滅が危惧されているということです。

5月30日は「世界カワウソの日」

5月30日は「世界カワウソの日」とされています。 これは、国際カワウソ保護基金が世界のカワウソ類の保全のため提唱した記念日で、簡単に言えば「カワウソを密猟などから守ろう」という目的で制定された記念日となります。 密漁の被害にあっているカワウソの事を思うと、ぜひ覚えておきたい記念日のひとつですね。

まとめ

オオカワウソは、動物園のアイドルとされるコツメカワウソなどに比べると、よほど体長も大きく体重もある存在です。 大きい個体ならば、人間の子供くらいの大きさになります。 そして、その大型の個体はワニやジャガーを襲うほどこともあるほどです。

そんなオオカワウソも近年では絶滅危惧種とされ、世界で保護の対象となっています。

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