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簡単に切り捨てないで! 「いい人」との恋が始まる意外なキッカケ

  • 2015.10.24
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以前、知人宅でのパーティーで久しぶりに会った友人から「タイプじゃない人からアタックされてる。いい人だとは思うんだけどさ~」という近況報告がありました。

その場にいた共通の友人たちは「お試しでつきあってみたら」「ごはん要員にしちゃえ」と言いたい放題。どうなることやら…と思っていたのですが、半年くらい経って彼女から「結婚します」というメールが同報されてきたのには驚きました。

(c) Rock and Wasp - Fotolia.com

「減点法で相手を見るよりも、いい所を探してつき合うほうが幸せになれる」というのはこちらでも同じ。前述の彼女のように「タイプじゃなくてもつき合ってみたら相性が良かった」という話もわりと聞きます。

ここでは、よりハッピーなおつき合いに発展させるためイタリア女性が実践した「相手の魅力の引き出し方」をご紹介します。

■マッチョな彼の意外な一面を知る

格闘技が趣味で休みの日は道場に通う、というマッチョ系の彼からアプローチされた知人女性は「自分の知らないジャンルだから話が合わなさそう」と、最初はかなり敬遠していたそうです。

デートのときもかなりスポーティーな服装で来ることがあり、入りたいお店に入れなかったことすらありました。

2週間ほどお試しでつき合い「いい人だけど決め手に欠けるな」と、彼の評価は右肩下がりに…。

しかし、それが変わったのは、彼女の実家で飼っている猫が子猫を産んだときのことでした。彼と一緒に子猫を見に行ったら、彼のメロメロぶりに驚かされたそうです。

「マッチョな彼が子猫と遊んでいるのを見て、こっちもなごんだ」と語る彼女。自分のスマホで彼と子猫の写真を撮ったところ、その中の1枚にとても素敵な表情の彼がいるのに気づきました。

「こんなに動物好きだと知らなかった。私に合わせてデートを街中にしてくれてたから、そういうところに気がつけなかったのかもしれない」と彼女。もう少し彼と一緒にいようと決めたそうです。

それからのデートは、自然や動物に囲まれるロケーションを選びました。

「リラックスして、とてもおしゃべりになった彼と、いろんなことを話した」と彼女。

その後、彼の口から「ちゃんとつき合いたい。ますます君のことが好きになった」と嬉しい言葉が聞けたそうです。

■傷ついていた彼の心

市役所で働いている彼とパーティーで知り合った知人女性がいます。知り合ったときはお互いにお酒が入っていたせいで「彼のとてもシャイなところにまったく気づかなかった」と言います。

何度かデートを重ねたものの、雰囲気が良くなってくると彼にかわされ、どうしたいのかがさっぱりわからなかったそうです。

ところが、これで最後にしようかな、と思いながら行った、「彼の友だち宅のホームパーティー」で、彼の意外な才能を知ることに。

彼が持ち寄った手づくりデザートがプロ級に美味しいものだったそうなのです。

「こんな才能があったのに驚いた。デートのときにはそんな話を聞いたことがなくて」と語る彼女は、帰り道で彼に「評判のショコラティエへ行ってみない?」と誘いました。

入った時間が遅かったため、お店に残っているお菓子はチョコレートケーキ1つだけ。それを2人で半分づつ食べた後、彼はしばらくお店のオーナーと最近のお菓子の流行について話しこんでいたそうです。

「あんなに目がキラキラする人なんだな、と思ったときに、もっとこの人のことを知ってみようと感じた」と彼女。

次のデートから「新規開店したイケてるカフェ」「老舗のケーキ屋」をかならずデートコースに入れたところ、彼が少しづつ変わってきました。

街歩きをしている最中、お菓子の話から始まって、政治の話や歴史の話まで話の幅が広がり、彼がとても博識だと知ることになったのです。

どうしていままで、シャイだったの? と直球で聞いたところ「お菓子づくりの趣味を元カノに『変わってる』とけなされて傷ついた。また傷つくのがこわくて、女性に積極的に振る舞えなかった」という答えが返ってきました。

「君といられるなら僕は変われる、だからもっとそばにいて欲しい」というセリフが彼の口から出たとき、「やっぱりこの人とつき合おう」と即決したそうです。

せっかく出会った相手が気に入らず「いい人だけど」と、上から目線で切り捨てるのは簡単です。

しかし、自分が知らない相手の一面を知ろうとする努力を怠れば、上っつらだけ良い「ダメ男」に引っかかる危険性もあります。

「いい人だから、どこかに光るものがある!」と発想を転換してみることが、ハッピーな未来をつかむヒントになるのかもしれませんね。

(金丸 標)

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