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自分磨きをいくらがんばっても、エリート男性にモテない本当の理由【黒川伊保子】

  • 2014.8.29
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美容やファッションに抜かりはなく、流行もきちんとチェック。結婚後もいい奥さんになれるよう準備している。なのに…モテないのは、なぜ!? そう悩んでいる人も多いのでは? 脳科学者の黒川伊保子さんにズバリご回答いただきました。

【質問】

普段からファッションには気を遣うし、ネイルにも気を抜かないし、お料理教室にも通って花嫁修業はバッチリ。友達にも女子力が高いといつも言われます。

でも、言い寄って来る人はみんな微妙な男性ばかり。自分がいいな、と思った人には相手にされません。私の何が悪いのでしょうか。普通に女友達も男友達も多い方だし、とくに自分に難があるとは思えません。彼氏がすぐに出来るコと出来ないコの差は一体何?

(28歳・事務)

【回答】

自分磨きをしているということですが、もしかしたら方向性を間違っているのではないでしょうか。本を読んだり、語学力を身につけたり、一流の場所に行って美しい姿勢で立てるようにしたりしているのかな? いくらマメにネイルサロンに通って、ネイルをキレイにしてもレベルの高い男が寄って来る訳ではありません。

男女の脳は認知構造が違うので、男性脳が着目するポイントは、女性脳のそれとは別です。細部より全体性を把握したがる男性脳は、凝ったアイメイクよりも、姿勢のよさに目を惹かれます。

さらに、女子が思っているよりずっと、会話の楽しさや、教養や礼儀をわきまえていること、前向きな気持ちなどの内面も、男子の外せないポイントです。もしも、たいした男に出会えない、と思っているのなら、磨きポイントのズレかも。

エリートで教養のある男性は、言葉遣い、立ち振る舞いがしっかりしていて、ウィットに富んだ会話のできる、知性のある女性に興味を持ちます。もし自分を磨きたいのなら、ボイストレーニングをして声を美しくし、正しい姿勢を身につけ、きちんとした服装をし、読書もしっかりしておかなければ。狙ったターゲットをしっかり観察してみましょう。

■感動力で、恋をキャッチする

それから、「いい男がいない」「私はこんなにがんばっているのに相手にしてもらえない」という女子は、相手に感動する力も鈍っています。出会い力=感動力。

たとえば、字がきれい、名刺の出し方がスマート、Tシャツの選び方がセンスがいい、音楽のセンスがいい。周りの男子の細かい才能に気づいて感動する癖を作ること、それを口に出す訓練をすること。感動する才能は、男子を惹きつけます。

「あなたの名刺の出し方、スマートですね」といわれれば、どきっとするであろうことは、女子でも想像がつきますよね。日ごろそれをしておけば、本命男子にもさりげなくやってあげられます。

それと、感動して口に出す癖は、直感力の回路を強めることに。きれいなものを見て「きれい」と言うことも大事です。些細なことに「胸きゅん」して暮らしましょう。

美味しいスイーツや上質なコスメ、ブランド品などで自分を満足させている人はとくに要注意です。自分基準ではなく他人の価値観やテレビ、雑誌からの情報にとらわれると、左脳の動きばかりが増大。右脳や脳全体の連携による直感力が働かなくなり、小さなことで感動できなくなります。

それに、一時的な高揚感はそれを失ったときに欠落感とセットになっているので、幸せを追いかけては失う悪のスパイラルに。外からの幸せ像を追うことに必死になると男女の出会いに必要なフェロモンセンサーが鈍り、ますます出会い力を遠ざけていきます。

ちょっとしたことでも「素敵!」と感動できる脳になるためには、「早寝、早起き、朝ごはん」で、脳を活性化させること。それから、ゆっくりお風呂に入ったり、音楽を聞いたり、美術館に行ったり料理をして、「言葉を失う」体験をすること。

特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方

自分が普段からかき集めている世間からの情報(言葉)を消すことで、直感力が冴えてきます。外見よりも、脳を磨くことのほうが出会いを引き寄せる力になってくれるのです。

毎週金曜更新

(安田光絵)

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